【窓越しにミンミンゼミ】
お盆も過ぎた。
朝方、久々の本格的な雨降りで、サルスベリの花が風に散っていた。
一瞬の涼しい風に喜んだが、雨は30分ほどでやんでしまった。
もう少し欲しいところだった。
今日一日、孫と一緒に夏休み自由研究を纏めた。
3年、武琉くんは「アリの観察」、1年の萌香ちゃんは「あさがおのかんさつ」だ。
休み中、けなげに、研究ノートに記録しながら、ほとんど毎日しっかり観察していた。
休み前に持ち帰った鉢植えのアサガオは、紫と青の花が毎日良くさいた。
はなの数路調べたり、ハヤはつぼみ、花のつくりをしっかり観察した。花を絞った色で紙を染めたり絵を描いた。
アリは、いろいろな食べ物を置いて、時間ごとに集まるアリの数を数えた。
食べ残しのスイカには、アリ以外にいろいろな虫が集まり、そのスケッチをしたり特徴を観察した。
自由研究は、じいちゃんの担当、二人とも2日がかりで完成した。
30年も前、子供たちの宿題を手伝った昔が懐かしく思い出された。
雨の後、また夏の太陽がギラギラ照り始めた。これから子供たちは学校のプールだ。
これまた、繰り返される夏休みの日常だろう。
こうして、静かに時は流れていく。