エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

美しいオオルリボシヤンマ

2011-08-25 | Weblog

   約1ヶ月の夏休みを終え、孫たちは元気に登校していった。

久しぶりに青空が広がった午前中、オオルリボシヤンマの飛翔を写しに行った。

 このトンボ、いつも♀の産卵は写せるが、あの見惚れるほど美しいルリ色の♂はなかなか写せない。

ともかく縄張りを行ったり来たり、なかなかホバリングしてくれない。

  何年も前、志賀高原で産卵を初めて写したが、その後、近くの池で毎年産卵風景を写している。

産み付けられた卵は翌春孵化,ヤゴのまま少なくとも1回以上冬を越して初夏に羽化、高い山では羽化まで4年かかるようだ。

 いつか7月半ばに、羽化したばかりの個体を撮ったが、産卵はこれから10月末まで続く。

  きょうも産卵中の♀がいて、近づいてホバリングする♂をなんとか写したが、ピントが甘かった。

 

産卵

 

 いつしか、ギンヤンマやクロスジギンヤンマが姿を消し、少なくなったチョウトンボがひらひら舞っていた。

何となく秋の寂しさを感じる。

キイトトンボの産卵

 オオアオイトトンボの産卵

 真っ赤になったナツアカネ

帰りにヒメシロチョウの丘に寄ると、珍しくオオムラサキの♀雌に出会った。

ヒメシロチョウ

オオムラサキ♀

磐梯町から市内河東へ、穂を垂れ始めた水田を、磐越西線郡山行きが通った。 会津観音の向こうには頂が隠れる磐梯山。

日橋川の流れ、ゆく川の流れは絶えず・・・。

キアゲハ

ヒメアカタテハ

 約2時間の里山を巡って家に着くと、小雨が降り出した。 ちょうど戻ってきた孫たちと一緒にシャワーを浴びた。

 午後は激しい雷雨となった。
 里山を巡りながら、いつも生き方を見つめている。これで良いのだろうかと。