午前中、市政だよりで募集を見つけた「自然環境教室」へ参加してきた。
稽古堂の研修室で30分ほどの講義は、ほ乳類の足跡を中心に、アニマルトラッキングの意義をわかりやすく説明してくれた。
講師は「共生の森の会」の仲間のIgaさん、し環境生活課のYamaさん、Magaさんにお世話になった。
参加者は小学生12名と、その保護者が5名だった。
その後、市役所のバスで小田山へ向かい、まだまだ積雪7~80cmはある小田山の山麓を小一時間歩いた。
フィールドサインは、足跡、糞、ツノや爪の研ぎあとなど、動物たちの生活痕を指す。
こうしたフィールドサインを観察して、動物の行動を推測するのは楽しかった。
子どもたちはいろいろ見つけた。
糞、リスの食べたマツボックリの食べあと、雪に顔を出した小枝はすぱっとナイフでカットしたようなノウサギの食べあとだった。
他に、テンやキツネ、タヌキなどの足跡を見つけた。なかなか日中は姿を見ることのないほ乳類の生活の一端を知ることが出来た。
昨夜うっすら雪が降ったが朝から快晴、足跡を観察するには絶好の天気だった。
東山の低い山並みに隠れていた磐梯山も少し登ると凛と聳えていた。
雪に埋もれる市内の家並みの向こうにお城も見えた。久々の雪の山道は素晴らしかった。
この「自然環境教室」、秋のお城の野鳥観察会に初めて参加したが、2回目だった。なかなかよい企画だと思った。
時間を忘れて心豊かなさわやかなひとときを過ごすことができた。