例年、猪苗代湖には北へ帰れずに残留しているコハクチョウを見かける。
でも、これほど翼の落ちているのは見かけなかった。何ともかわいそうで、出来れば保護して、治療出来ないものかと思い、県の自然保護課へ連絡してみた。
写真をメール送信したら、「確かに翼はひどいが、外観からもそれほど弱っている様子はないようなので、様子を見守って。
相手は野生動物であるため、人の手を好まない存在、好意で保護しようとしても、拒まれてしまえばそれまでなので、見守るぐらいしかできない。
様子が変わって保護できる状態になったらまた連絡を。」と、適切なアドバイスをいただいた。
たしかに、体が大きく体力もあるハクチョウは捕獲するのが難しく、無理に捕まえようとすると、逆にストレスをかけて衰弱させることがあるようだ。
ときどき観察に行き、静かに見守っていきたいと思っている。
物言わぬコハクチョウが愛おしく切ない。