久々にゆっくり里山を巡った。
いつもの面々だが、彼らの仕草を見つめることが楽しい。
A地区、池の端のナツツバキの枝に、モリアオガエルの5~6塊の泡の卵が産んであった。そのいくつかは、多分雨の日に落ちたのか水面に浮かんでいた。
まだ、早いのかオオルリボシヤンマが少ない。クロイトトンボ、モノサシトンボも数は少ない。
ショウジョウトンボを初見した。真っ赤な♂。弱々しく横切り、草が原に止まったのは羽化したばかりの♀か?
未成熟 ♂
小高い丘に登ると、若松市内の我が家近く、大塚山や短大がよく見えた。
丘の上はいつもヒメシジミの乱舞が見られるが、もう終わりに近い。
多分卵の産み付けられただろうヨモギやイタドリの葉もきれいに刈り取られていた。子どもたちの遊びの場であれば仕方ないことなのかも知れない。
ホウノキ
エゾイトトンボの繰り返す柔軟体操を観察した。
そろそろのチョウトンボを期待してE地区へ向かう。
先日のオオアオイトトンボに続いて、キトンボがスイスイ飛んでいた。チョウトンボはまだだったが、例年少なく今年の発生も心配だ。
続いて、F地域へアマゴイルリトンボの様子を見に行く。♀が出始めたが、数は少ない。
わずかにヒメシジミにも会えた。ルリシジミがイタドリの花穂に産卵していた。
ノリウツギが咲き始めていた。
♂未成熟
♀ 飛翔は短い ♂
最後にヒメシロチョウの里のD地区へ寄った。少ないが、ヒメシロチョウ夏型が花々を訪れていた。
珍しい光景は、ウラギンヒョウモンのカップルに別のオスが乱入して、三つどもえの戦いを繰り広げた。先日のオオミスジで目撃したパターンだった。
モンキチョウ追いかけっこ♂が♀を追う
キアゲハが、モンキチョウを執拗に追いかける光景を見た。不思議だ。
モノサシトンボ
おなじみのお友達だったが、それぞれに個性がある。
いつも彼らが何を考えているのか・・・と、思い巡らせて里山を巡っている。