エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

白内障の手術 無事終える

2016-02-16 | 健康

 

2/15(月) 穏やかな朝7時過ぎ、みーちゃんに病院まで送ってもらった。
診療計画書を見たら水晶体再建術とあった。なるほど。

今回の左眼の手術、キャンセルが出て、初めの予定より1ヶ月早まった。

ベットに落ち着く間もなく点滴が始まった。何十辺やられたことか、感慨深いものがあった。
9:10手術室入室、9:40分退室。痛かった手術は正味20分,今回も見事な天文ショウを見た。

4年前にも楽しんだ美しすぎる光の競演だった。かなり痛い思いをしたご褒美だ。

色の源は光、わずかな波長の違いが微妙な色合いを演出する。

手術の光源の角度、医者がときどき落とす点眼、手の動きの変化が醸し出す色彩の変化に感動させられた。

早く終わってくれ、痛くないようにと祈りながら、この色彩の織りなす神秘の感動に浸った。

前回のショーを思い出していた。星雲の中央が紫からピンク、周囲はもえる若草色
それらの組み合わせが続き、最後は見たこともない青空が広がり、突然暗転。幕が下りた。

術後の医者の第一声「うまくいきました。」  患者「ありがとうございました。」

 

無事に手術が終わり、後は安静の豊かな時間を過ごした。見舞いに来た妻と昼食をとった。

質素な病院昼食に驚く。ロールパン2つにジャムとヤクルトジョア。カロリー計算の間違いではと思うほど質素。日ごろを反省する。

ベットに足を伸ばし、ラジオのFMは懐メロ、クラッシックを聴く。こんなことならときどき入院したい。
   
 夕方の検温、37.2℃の微熱がでて、アイスマクラをもらった。普段低い血圧も155、仕方あるまい。

 その後がいけなかった。ほとんど眠れない地獄の一夜を過ごすことになる。

 6人相部屋の病室、年寄りばかりでトイレも近くその都度のドアの開閉音は入り口のベッドにはきつかった。

 眠りかけると、点滴終りを告げる電子音ピィッ、ピィッ。いびき、お隣は風邪気味でおおきな咳、ときどきの看護婦の見まわり・・・。

 長い入院経験でもなかったような最悪の苦痛の一夜だった。

 

  翌朝一番で外来眼科で術後の診察を受けた。

 眼帯を外すと、まばゆいほど明るい世界が広がった。赤みを帯びた暗い電球色の左目は、すがすがしいさわやかな昼光色に変わった。

 視力も見事に回復、左右ほぼ同じ視力となった。ただ、小さい字は2重に見え、乱視は仕方ない、メガネでカバーしよう。

 前回と全く同じ手術だったが、会計は負担率が変わったか、前より高く8万円を超えた。そのうち高額医療費を請求したい。

 とはいうものの、現代医療に感謝感激だ。今シーズンは、きれいな目で、ますますきれいな自然を見ていけそうだ。

 数日間、細菌感染予防の飲み薬、3種類の目薬を点眼、夜間は眼帯を守ること!

 先ずは無事手術を終えた。こんな機会には、あらためて家族に感謝し、日ごろのわがままを詫びたい思いがしている。

 健康が一番、しばらく気をつけて生活しよう。

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 2/17(水) 今日は静かに雪が降っている。

 気温は0度前後、消えた雪が少し積もり始めた。

 膨らんだキリの花芽に、ツバキに、花粉放出を始めつつある杉の林にも雪が積もり始めた。

 春の雪だ。もうしばらくで、本格的な早春を迎える。

                                                                                 ↓ キリの花穂

   

                      神社脇のスギの大木(天狗杉)               ↑   我が家の四季を彩る ホウノキ    ↑ キリのつぼみ