エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ヒメシジミとオオヤマトンボを初見

2016-06-05 | 自然観察

                               

 午前中はそろそろヒメシジミが発生しているかと思い、H地区を訪ねた。
案の定、もう交尾体も見られた。ヒメシジミはいつも斑紋に興味をもって見てきた。
そうひどい個体は見なかったが、メスは結構変化があるから面白い。
 でも、やはりヒメシジミもひところに比べると少なくなった。食草は確かヨモギ、イタドリ、アザミ類で、どこにでもいそうだが、そうはいかない。
同族のミヤマシジミはもう何年もあっていない。環境省のレッドリストで準絶滅危惧種となっている。

  ♂   

  ♀  ♂

 

   斑紋異常A  斑紋異常B

  

  めっきり減った  ツバメシジミ

   

     ヤマキマダラヒカゲ


  昼からは、アマゴイルリトンボを見に行った。ここ数日間で結構数が増えた。
産卵風景を撮るが、アシの生える水際なので撮りにくい。連結するオスが直立し、さかんに産卵するメスの両方にピントを合わせるのが難しい。

 アマゴイルリトンボ 

     ♂ アップ

 

  ツチガエル

 

 帰りに、F地点のため池に寄った。数日前までは池の端を巡回しするオオトラフトンボを撮っていたが、今日は見えなかった。代わって、より大きな地味な感じのトンボ、オオヤマトンボの♂が飛んでいた。大型で、エゾトンボの仲間だがあまり金属色は目立たない。
ホバリングをして何とか撮れるサラサトンボや、オオルリボシヤンマとも違い、巡回中の飛翔の撮影はとても難しい。

 オオヤマトンボ

ヤマ  サラサヤンマ

      オゼイトトンボ

 いつも水辺で獲物を狙う

    頭を垂れるオニアザミ 

     

    ?ハムシ   ?カミキリ

いよいよ夏だ、また虫たちの不思議に会えるだろう。