茅葺き屋根の民家が並ぶ、風情のある宿場町は、昭和56年4月、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
下野街道の「半農半宿」の宿場として栄えた、今では観光地となった大内宿を訪ねた。
案の定、数㎞手前から渋滞、でも孫たちの希望に我慢した。
やっとの思いで到着した駐車場、昔は一個所しかなかった駐車場がいくつもに増えていた。
でも、我慢してたどり着いた大内宿は、昔と変わらぬ静寂の中にあった。
お昼を大分過ぎたが、孫たちに蕎麦を食べさせた。
名物のネギ1本を箸にした高遠そばだ。
折角なので、ヤマメの塩焼きで一杯いただいた。少しの贅沢だ。
また、うるち米を半つきにして竹串に刺し、味噌にすりつぶしたエゴマなどを混ぜ合わせたじゅうねん味噌を塗って炭火で焼いた名物のしんごろうも食べた。
孫や娘、ばーちゃんは、お土産屋に釘付けだ。
中でも、素晴らしいと思った叶やのちりめん民芸品に魅せられた。
かぼちゃや唐辛子やほおずきやネギなどの野菜、いちごや柿などの果物、つるし飾りや、お手玉など、素晴らしい創作品に驚いた。
帰りは、ときおり残雪を見る氷灯玉峠を越えて帰宅した。
ジイの独り言。「連休中は、静かに家にいた方が良い。」 (2017.5.3)