忙中の閑を見つけては里山を巡っている。季節は巡り、ようやく虫たちの季節到来だ。
”生きているうち はたらけるうち 日のくれぬうち”は相田みつをの名言だが、いつまでも若くない。
健康なうちにと思いながら、いつも自然を友としている。
風もなく穏やかな撮影日和、携行はリュックにお茶、クマ鈴とカメラだ。
フキの葉が広がる林に入ると、木漏れ日にエゾタンポポ、カキドオシに混ざりムラサキケマンが点々と咲いていた。
やがてモミジイチゴの白い花にウスバシロチョウが吸蜜に訪れた。例年より2週間ほど遅れての、待ちに待ったたおやかな舞い姿だ。
翅の伸びきらない新鮮な個体に、這いつくばって接写レンズを向けた。
コンロンソウの群落の向こうにはヤマツツジが満開だ。
目にする自然のすべてが麗しく、これ以上の美しさはない。
ニホンカワトンボを初見。
今日も自然の中でいろいろな不思議に出会い、何故だろうかと考える。
老いを迎えてのやすらぎのひとときを過ごしている。
花びらが変わっている。雑種タンポポ