エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

麗しの自然に 老いを過ごす  

2017-05-17 | 自然観察

 

 忙中の閑を見つけては里山を巡っている。季節は巡り、ようやく虫たちの季節到来だ。

”生きているうち はたらけるうち 日のくれぬうち”は相田みつをの名言だが、いつまでも若くない。

健康なうちにと思いながら、いつも自然を友としている。

風もなく穏やかな撮影日和、携行はリュックにお茶、クマ鈴とカメラだ。

フキの葉が広がる林に入ると、木漏れ日にエゾタンポポ、カキドオシに混ざりムラサキケマンが点々と咲いていた。

やがてモミジイチゴの白い花にウスバシロチョウが吸蜜に訪れた。例年より2週間ほど遅れての、待ちに待ったたおやかな舞い姿だ。

      

翅の伸びきらない新鮮な個体に、這いつくばって接写レンズを向けた。

    

コンロンソウの群落の向こうにはヤマツツジが満開だ。

目にする自然のすべてが麗しく、これ以上の美しさはない。

ニホンカワトンボを初見。

   

  

今日も自然の中でいろいろな不思議に出会い、何故だろうかと考える。

老いを迎えてのやすらぎのひとときを過ごしている。

    花びらが変わっている。雑種タンポポ