【 在来種 エゾタンポポ 】
今、我が家の私道にもタンポポがきれいに咲いている。
そこには、セイヨウタンポポの他、外見上エゾでもない、セイヨウでもないタンポポがある。
3年前、トウホクタンポポと呼んで、ブログに書いた。
「雑種タンポポ (仮称)トウホクタンポポ」
http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/23f0f7c8aeb2148f88d2a98895e19c04
その頃、疑問を持ち、福大の先生に照会したことがあった。
その後、タンポポ先生(保谷彰彦氏)に会津の里山のタンポポを案内した。
タンポポ先生から謹呈いただいた近著の「タンポポハンドブック」によると、日本はタンポポの国で、約30種ほどある。
いろいろ教えられ、ますますタンポポに興味を持った。
里山へ行っても気になりときどき観察している。
一般に、道路沿いはセイヨウや雑種が多いが、林や森へ入るとほとんどエゾタンポポだ。
私道ではずっと雑種のタンポポが多かったが、昨年、短大寮周辺は除草剤によりかなり減った。
今はセイヨウタンポポが7割、トウホクタンポポが3割と言ったところか。
ネットで調べると、雑種性タンポポについて報告されたのが1990年代、それまで、在来種か外来種かだった。
その後、セイヨウタンポポと思われていたものも、大部分が雑種だったことが明らかになったという。
同著では、セイヨウタンポポは無性生殖でカントウタンポポ、エゾタンポポなど在来種は有性生殖だが、
でも、セイヨウタンポポには異常な減数分裂をしてさまざまな花粉を作るらしい。そこで雑種ができるという。
厳密には外見ではなく、遺伝的な解析が必要らしい。
外見上の特徴として写真に収めた。
●セイヨウタンポポ
●エゾタンポポ
●雑種
●オクウスギタンポポ 最近よく見かける