【会津慈母観音】
夜半に起きてラジオで深夜放送を聴いた。
昭和52年のヒット曲、「あずさ2号」「愛の終着駅」「昔の名前で出ています」等など、次々に懐かしい歌唱が流れた。ふと、時の流れを重ね合わせた。
「降る雪や明治は遠くなりにけり」は中村草田男の句だが、青春を謳歌した私の「昭和」も遠くなってしまった。
物心ついてから昭和の時代を30数年、その後の平成の時代を30年、つかの間の時が流れた。
我が「昭和」の時代は、それなりに成長し、仕事に子育てに、一個の人間を主張しながら、夢を抱いてがむしゃらに生きた。
続く「平成」は良いこともあったが辛い時代だったような気がする。
父を、母を亡くし,自分も患った病との戦いだった。
元号に関わらず年齢的なものだろうが、いま、ふと去来する数々の思いに込み上げるものがある。
新しい元号「令和」の時代が始まる。こ
の時代が、家族にとっても、世の中にとっても、希望のある良い時代であってほしいと願っている。