ヒメシロチョウ健在 ダビドサナエ登場
庭で何年も積んでおいた落ち葉を整理した。
急ぐ仕事ではないが、休み休み穏やかな春を楽しみながら裏庭へ運んだ。
どこからともなく,トンボが飛んできて目の前のツバキの葉に止まった。
コサナエだ。もう出てきたかと思いながら、急いでカメラを取りに。
ファインダーをのぞく。少し違う。ダビドサナエのようだ。(和名のダビドはフランス人の生物学者の名前)
ダビドサナエ♀
あまりの穏やかな温かさに、少し早いと思いながらもヒメシロの様子を見に出かけた。
昨年秋の産卵風景を見ることはなかった。
退院後、運転できない身体で3~4回、娘に連れて行ったもらったがヒメシロチョウの姿を見ることはなかった。
異常な夏の暑さも影響したか。絶滅しないか。この春の発生を心配していた。
市内で唯一のヒメシロチョウ生息の土手だ。ようやく春めいた土手を訪ねた。
コサギ
飯豊連峰
ムクドリ
もう癖になった。タンポポ、総包を確認しなくても,エゾ、セイヨウ、雑種の区別が付くようになった。
この土手、セイヨウ1、雑種3,エゾ6
エゾ
エゾ
雑種
雑種
雑種
大きい頭花
セイヨウタンポポ
生息する数百mの土手を往き来し、2頭のヒメシロチョウを確認出来た。
あとは、キアゲハ、ルリシジミ、モンシロチョウを1頭づつ見たが、いよいよこれから虫の季節が始まる。
ヒメシロチョウ♀
枯れ枝の下から
キアゲハ
スズメ ♂
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3月末、転勤間近のW所長さん河川事務所へ訪ねた。
土手のヒメシロチョウ保護に協力をいただいたが、またいくつかの要望をお願いしてきた。
①土手の所々に生えているウマノスズクサを数個所に移植して欲しいと要望。
めっきり少なくなったジャコウアゲハの保護のためもあるが、ウマノスズクサ自体も絶滅保護種になっているようだ。
②唯一の生息地だが、みんなに広く知らせる立て看板の設置の提案だ。「みんなで貴重なチョウを守りましょう!」と。
③ヒメシロチョウ観察会の計画について。
検討してくれるとのことだった。