昨日、H中学校の自然教室に、ピンチヒッターで講師を務めた。
裏磐梯五色沼、仲間の集合時間7:30,1時間を見て6時半に家を出た。
五色沼は何年ぶりだろうか。前日かなりの雨ふりで心配したが、快適な晴天に恵まれた。
生徒が到着まで、仲間と打ち合わせをした後、清々しい朝の林を歩いた。
相変わらずの美しい沼越しに、裏磐梯の山容を眺めた。
るり沼 青沼
元気な生徒8名を担当。目につく植物の細かい名前よりも、目の前の大自然の美しさを感じてほしいと思った。
1888年7/15午前7時半、磐梯山の水蒸気爆発、付近の村人477名がなくなったという。
岩雪崩で五色沼が形成された。湖沼群は強酸性から中性、金属イオンの化合物等による色の違いなどを説明。
ごろごろ埋まる輝石安山岩の探勝路を楽しく歩いた。
柳沼 青沼
静かな湖畔の林は植林された樹齢100年を超える赤松が多く、湖岸はヨシに覆われている。
目につくクジャクが羽を広げたようなクジャクシダ、木々に巻き付き可憐なツルアジサイ、見事な白い花序を付けるヤグルマソウなどを観察した。
みどろ沼
途中、アマゴイルリトンボのオス、メスに会い、少し詳しすぎる解説となった。
時間が押していたので、途中でバスまで急ぎ足。
お別れの挨拶の後、生徒たちは駐車場周辺でお昼ご飯となった。
新潟県からの小学生もいたが、すれ違う登山者は少なく、じっくり五色沼の林を堪能できたようだ。
生徒たちには、これからも少しでも自然に関心を持ってもらい、将来の自然保護の思いにつながればと思っている。(21 6 25)