山頭火の句に「山深く蕗のとうなら咲いている」とある。放浪の俳人の心境はどうであったか、残雪にひときわ鮮やかな黄緑色が眼に浮かんでくる。
県道沿いの、所々に雪が残る畦に、春一番の自然の贈り物を見つけた。
枯れ草の中に鮮やかに輝く蕗のとうは、黒い土やさわやかな春の青空によく映え本当に美しかった。雪解けが待ちきれず開きかけた苞に包まれ、房状に顔をのぞかせている頭花がかわいらしい。そっと手を触れマクロ写真に納めた。
ごめんねと言いながら摘んだ指先に、土の香り、ほのかな蕗の香りが広がり、新しい季節のすがすがしさを感じた。
蕗みそと天ぷら、お浸しやお汁には小さく刻んでまぶし、夕食は一足早い春の香りに包まれた。
残雪に ほのかに香る 蕗のとう
県道沿いの、所々に雪が残る畦に、春一番の自然の贈り物を見つけた。
枯れ草の中に鮮やかに輝く蕗のとうは、黒い土やさわやかな春の青空によく映え本当に美しかった。雪解けが待ちきれず開きかけた苞に包まれ、房状に顔をのぞかせている頭花がかわいらしい。そっと手を触れマクロ写真に納めた。
ごめんねと言いながら摘んだ指先に、土の香り、ほのかな蕗の香りが広がり、新しい季節のすがすがしさを感じた。
蕗みそと天ぷら、お浸しやお汁には小さく刻んでまぶし、夕食は一足早い春の香りに包まれた。
残雪に ほのかに香る 蕗のとう
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