エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

爽やかな夏の朝  盆を迎える

2019-08-10 | 日々の生活

夜来の雷雨を寝床で聞いた。まどろみの中で、閃光と雷鳴がしばらく続いた。

何日ぶりかの恵みの雨だった。

しばらくぶりに、爽やかな夏の朝だ。 いつものお盆の夏が戻ってきた。

朝からミンミンゼミが元気に鳴いている。

書斎から、日よけの紗の上にほころび始めたサルスベリが見えた。

鮮やかなピンクの花を撮りに庭へ出る。

  

どこからか、ヒグラシが声を上げて飛翔し、トウカエデの枝に止まった。

逆光にセミの翅が透けて見えた。

  

 

 


酷暑にうんざり  セミの抜け殻

2019-08-09 | 日々の生活

 

 連日36~37度、この暑さは異常だ。

  十数年前の予言通りに、地球温暖化、異常気象が現実となってしまった。

  梅雨が明けてから、終日クーラーなしでは過ごせない毎日、数年前までは、こんなにクーラーの世話にはならなかったが・・・。

 夕方、数カ所蚊に刺されながらの水やり、庭にセミの這い出した穴がいくつもみえる。

 また、この酷暑に、あちこちにセミがひっくり返り、ムネアカオオアリの餌食になっていた。
 

 あちこちに見かけたセミの抜け殻を拾った。

 ルーペで触角を拡大しながら種類毎に分類してみた。

 触角の太さや毛の多少、節の長さの違い、前脚の幅の違いなど、ネットの見分け方を参考にしながらの作業だ。

 ついでに、ときどき集めたヤゴの抜け殻も・・・。

 この作業で、一瞬だったが、暑さを忘れたようだ。

 今日は”立秋!” と聞いても、ちっともしのぎやすくはない。

 


大失敗 「カードが入っていません」

2019-08-08 | 日々の生活


 来週、盆明けの「森で遊ぼう」テーマ【昆虫ウオッチング】のコースを一人で下見した。

 もう5年目になるこの沓掛峠のコース、子供たちと虫かごいっぱいバッタやトンボを採って、班ごとに発表、帰りは金堀の滝つぼで水遊び。

 パネルを準備しての講話も熱が入った。雷の音に急遽切り上げ、公民館での「虫の話」に切り替えたこともあった。・・・と、いろいろな思い出がよみがえってきた。

 林道は、何か所かぬかって足を取られそうなところがあったが、特に危険箇所もなく、事前の草刈りも必要ないようだ。

 それにしても猛暑のせいだろうか。虫がいない。 まあ、採集は観察のためとして進めよう。

 オニヤンマが多かったか、あとはアキアカネも少ない、バッタ類も数えるほど

 見かけたのは、わずか。キマダラヒカゲ、コミスジ、モンキチョウ、シオカラトンボ、マユタテアカネ、オオシオカラトンボくらいか。

 山神社から滝の少し上までで引き返すことにしたい。

 虫は、峠道より、駐車場周辺、内の裏の田んぼ道から山神社までのほうが見つかると思う。

 ゆっくり観察しながら、滝の上200mほどまでで引き返し、発表活動をして、帰路に「金堀の滝」で遊ばせたい。

 ここでは水生昆虫についても触れるが、滝の流れにもほとんど見られなかった。

 そろそろコースを考え直したいと思っている。

 帰り際、ミズナラの古木に這うコクワガタを見つけ撮った。
 

 とその時、カードが入っていません」の表示に気づく。

 改めて確認するとSDカードが入っていないではないか。

 途中の、いい写真もパーか。がっかり落胆。

 いつも携行しているデジカメもない。もっとも、今頃気づいてもすでに遅しだ。

 さっき撮ったカラスザンショウに産卵するカラスアゲハも、林間に転がりながら撮った満開のクサギに吸蜜するカラスアゲハの良い写真もすべてが無かったことになる。

 帰路、朝方峠に来る途中に立ち寄ったレンコン池に立ち寄り、失われた、もともと写っていなかった写真を撮り直して帰宅した。

 大失敗の下見だった。 疲れがどっと出てきた。

   

 

  きれいな複眼シオカラトンボ

ショウジョウトンボ♂  オオシオカラトンボ♂

オツネントンボ    アキアカネ オオイトトンボツチガエル

 


久々の里山 希少トンボ撮り

2019-08-05 | 自然観察

遠くから帰省されたMさんの所望で、トンボを撮りに出かけた。

コバネアオイトを撮りたいとのこと。未だ早いかも知れないと断って、生息地近辺を歩いた。

未だ、近づけない池の近くから離れていないようだった。

帰りがけに立ち寄ったところで、数頭に会うことが出来た。

先日初見した♀の未成熟態のダイダイ色はほとんど消え、緑の金属色がはっきりしてきた。

♂のルリ色のシンボルの眼はいくらか青味がかってきたようだ。空色に変わる胸はまだ肌色。

絶滅危惧1類で、各地でめっきり少なくなっているようだが、今年も無事発生して良かった。

なんと言っても、胸部の地色が美しい。徐々に水色に変わるのが楽しみだ。

    ♀  ♂   

   

 

コバネアオイトトンボ

 オオアオイトトンボ   オオアオイトトンボ

アオイトトンボは皆成熟し、白い粉を吹いていた。

アオイトトンボ♂ 

以下、今日出会った仲間たち。

キボシカミキリ ムモンアカシジミ

ジャノメチョウ♀初見 モノサシトンボ ♂ 緑

 オナガサナエ♀のようです。 

  オオイトトンボ♂

  ゴイシシジミ オオイトか。 

アジアイトトンボ♀ アジアイトトンボ交尾 

オオイトトンボ屈伸運動

  

  

Mさんが見つけたヒゲナガオトシブミ 首の長いのは♂だけとのこと。

   

 

 


ボタンクサギ咲く  ホシミスジ考察

2019-08-04 | 日々の生活

 

 梅雨あけから1週間、猛暑が続いている。この厳しい暑さに、一人山行きは許可がもらえない。

 日課の朝の水やり、ツバメシジミがホースを握る手に止まり、ストローをのばした。

 薄いピンクのボタンクサギが満開だ。濃い紫色のつぼみだったのに、ちょっと残念だ。

  7/30 7/31

 8/2 

ふと、昨年はいつころ咲いたのか?ブログ内検索をした。

すると、昨年退院後の庭の様子が飛び込んできた。

 拙ブログ 「おぼつかない脚で庭に出る」 2018-08-27 | 日々の生活
          https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/9f17af43da782235759f33517e7718ce


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久々の緑,おなじみの一木一草が懐かしかった。
この猛暑の夏を、みんな元気に頑張って、精一杯生きてきたのだ。
ICUで家族が”4日間が山”と言われた。
奇跡的に救われた命と思っている。
  頬こけて 良寛の如 生きんとす
  病床に 秒針の歩を 見つめおり
  主なき庭の様子を語る妻サルスベリの花咲き始めしと
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とあった。

そうか、今頃はICUから、一般病棟へ移ったころだったなあ。

あの時のつらさが浮かんだ。同時に、健康のいかに素晴らしいかを思わざるを得なかった。

ところで、ボタンクサギは例年7月末~8月始めにお咲いていた。

K君の庭からいただいた思い出の花でもある。

 

ホースの水に戯れるようにオオシオカラトンボが飛んできた。 ひらひらウスバカゲロウが舞った。

  

傷んだホシミスジが、生まれ故郷のユキヤナギに止まった。もう産卵を終えたのか?と尋ねた。

  


8月末にホシミスジの羽化を見たことがあった。これから第2化が出るのかもしれない。

40年も繰り返す我が家の庭のいのちのバトンタッチ、永遠に続いてほしい。

 

以前の記録   以下は、別々の個体  蛹は、たぶん越冬態ではなく、第2化と思われる。

羽化 2006.8.29

蛹化態 2009.8.20 前蛹 2009.8.26


猛暑のお城

2019-08-02 | 日々の生活

                                                

ゆう君のプール送迎があった。級が上がって時間帯が変わり、夕方出勤だ。

今日は、すずちゃんが一緒なのでばーちゃんは大変だった。

待ち時間、我が輩は、いつものようにお城散策。5時近くても真夏の暑さは厳しい。

お堀のトンボを見ながらお城を一周した。目新しいものはない。

コシアキトンボやコフキトンボが縄張りを飛び交っている。

大木の枝に夥しいセミの抜け殻が付いている。

  コフキトンボ♀

  ショウジョウトンボ♂    

クズ薫る  

 
アブラゼミがほとんどだが、ときおりミンミンゼミが鳴き、一層暑さを演出する。

何を考えるでもなく、いろいろ思い巡らせアテもなく歩く。

熱中症が怖いので、既に閉じた西出丸売店自動販売機で、水分補給。

お堀も、まさかビオトープ的感覚はない。栄枯盛衰を思い巡らせる観光地、自然任せの掘りで、水のない草むらも多い。

旧若女前の掘りにはいつもミシシッピーアカミミガメが浮かんでいる。ずいぶん大きい。

 コシアキ

       廊下橋 

 

プール駐車場に戻ると、車は建物の影になり風も吹いていた。

今日から8月、気温は猛暑日が続き36度近い 。 暑い暑い1日が終わる。    (2019/8.1)