都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
昭和31年11月8日、南極越冬隊が宗谷により南極に出発し、南極観測を始まりました。そのころの話です。
昭和基地の南極越冬隊に日本の家族から寄せられた電報 で、皆が一様に無口になってしまった電文があったそうです。
その電文は「ア・ナ・タ」の三文字だったそうです。なんとも簡単でありながら、万感胸迫る言葉ではありませんか。そこには、あらゆる想いが凝縮されていたのです。
電報なんて結婚式かお葬式しか知らない世代のために・・・。
でん‐ぽう【電報】
発信者の原文を電信で送り、先方で再現して受信者に配達する通信。「―を打つ」
辞書:大辞泉
「あなた」の語源は、「遠くの方」や「遠くの場所」、「今より以前の時」を表す語「彼方」とされる。これらの意味から、平安時代には「あの方」や「あちらの方」のような意味で三人称として用いられるようになったといわれる。
「あなた」はあちらのほう、つまり、あなた、こなたのあなたで、もともとは方向を指す言葉です。
相手を指す二人称として用いられるようになったのは江戸時代になってからのことで、この時代に夫と離れた場所で暮らす妻たちが、夫を「遠くの方」との意味で「あなた」と呼び始め、それが次第に夫を目の前にして呼ぶ際にも用い始めたとされる。江戸時代中期にはこれが定着し、夫婦が互いに呼び合うとき夫は妻を「そもじ」、妻は夫を「あなた」と用いている。
夫といつも離れた位置にいて、表面にでなかった江戸時代の妻たちは、夫のことを「あなたの人」つまり、あちらの人と表現していたのです。
「あなた」はまた、「あるかた」という尊称が、転訛してきたものだという説もあるそうです。
「あなた」にはおくゆかしい大和撫子の想いがこもっているのです。
ちなみに、「おまえ」は最高敬語である「お前様」が、しだいに簡略化され、後に男の言葉に変わったものだそうです。
「おまえ」「あなた」で分かり合えた時代があったのです。お互いを思いやればこその意思の疎通です。
今の若い人なら、「ちゃんと言ってくれないとわかんないよ。」って話でしょうが・・・。
したっけ。