都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
スイカの原産国アフリカの砂漠地帯だそうです。南アフリカのカラハリ砂漠と周辺のサバンナ地帯(現在のボツワナ共和国あたり)から多種多様のスイカの野性種が発見されてから、スイカの原産地は南アフリカとされています。一説によれば、「1857年にリビングストンがアフリカ探検中に、野生種を発見した」というものもあります。
リビングストン【David Livingstone】
水[1813~1873]英国の医師・宣教師・探検家。1840年、医療伝道師としてアフリカに渡り、アフリカの探検をつづけ66年にはナイル川水源調査の探検に出発し、タンガニーカ湖付近で消息を絶ったが、スタンリーに救出された。奴隷貿易の廃止にも貢献。
大辞泉
どうして砂漠で獲れるのにあんなに水を含んでいるのでしょうか。水の少ない砂漠だからこそ貴重な水を溜め込んだのかもしれません。
西瓜は中央アジアに伝わり、中国に伝わりました。つまり中国の西側のから来た瓜ということです。漢字表記「西瓜」の「西」は、スイカのやって来た地域である中央アジアや西域地方をさすとされています。
漢語「西瓜(シャーグァ)」が「スイクワ」になり、「スイカ」と転じたと考えられます。また、「水瓜」とも表記されますが、英語で「watermelon」といわれるほど、水分の多い瓜という意で、「スイカ」と呼ぶようになってからの当て字だと思われます。
スイカといえば黒い縞模様を想像します。あの縞は何のためにあるのでしょう。
スイカの縞は鳥たちの目印だったと考えられています。スイカはアフリカのカラハリ砂漠付近が原産地ということは先に紹介しましたが、砂漠でのスイカは雨が降ると芽を出して茎葉(つると葉っぱ)を繁らせます。しかし、果実が熟す頃には乾燥によって茎葉は枯れ、果実だけとなります。
雨が降らない砂漠では、種子は広く分散されないと絶滅してしまいます。分散させる方法としては、鳥類が果肉といっしょに食べた種子が、消化されずに糞の中に混じって新天地に落とされることが必要なわけです。
果実に縞があれば、より遠くから、また高いところからも発見されやすくなります。逆に縞のないものは鳥などに発見されにくく、自然に淘汰されたと推測できます。つまり、「鳥たちに発見されやすいように縞模様がある」というわけなのですね。
スイカの栄養と効能はどうでしょう。果肉成分の90%以上が水分で、体を冷やす作用があるので、夏場の日射病の予防や解熱などに効果があります。
アミノ酸の一種のシトルリンという利尿作用の強い成分が含まれているので、腎臓病の予防や体のむくみを取る効果があります。
また、カリウムも多く含まれていて、尿と一緒に余分な塩分などを排泄するため、高血圧や動脈硬化などにも有効です。
私は子供のころ腎臓病になり、夏場だったので毎日スイカを食べさせられました。それ以来スイカが嫌いになりました。
したっけ。