都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
今日は昨日より気温が低い17度の予報。でも、夏なので、お化けと幽霊の違いを考えてみました。
お‐ばけ【御化け】
1 ばけもの。妖怪。変化(へんげ)。2 死人が生前の姿になってこの世に現れるというもの。幽霊。3 普通よりずぬけて大きいもの。また、異形のもの。「提灯(ちょうちん)の―」4 「御化け暦(ごよみ)」の略
ゆう‐れい【幽霊】
1 死者のたましい。亡魂。2 死後さまよっている霊魂。恨みや未練を訴えるために、この世に姿を現すとされるもの。亡霊。また、ばけもの。おばけ。「―が出る」「―屋敷」3 形式上では存在するように見せかけて、実際には存在しないもの。
大辞泉
ばけ‐もの【化物】
狐・狸・猫などが化けて怪しい姿をしたもの。へんげ。妖怪。おばけ。
素人シロウトから転じて玄人クロウトになった義太夫語り。
普通ではできないことをするもの。「何でも記憶する―」
ゆう‐れい【幽霊】イウ
死んだ人の魂。亡魂。太平記11「其の亡魂―尚も此の地に留つて」
死者が成仏し得ないで、この世に姿を現したもの。亡者モウジヤ。
比喩的に、実際には無いのにあるように見せかけたもの。「―会員」
広辞苑
※『広辞苑』には、「お化け」という言葉は載っていませんでした。
①
・ 「お化け」は、人間以外が変化したもの。
「お化け」は器物や動物の変化(へんげ)したものである。物を粗末に使い、捨てることによって後で化けて出てくる。これがお化けである。無下に殺生され、恨みを抱いて死んだ動物などが違う姿をとって現れるもの。
・ 「幽霊」は、死後の人間の霊。
「幽霊」は、人間が死亡して肉体が消滅した後も、この世(娑婆)に未練や恨みがあるために成仏できず、浄土にゆけない魂がそれらしき姿と声を持って、因縁のある人物の前に出現するもの。
②
・ 「お化け」は、特定の寺や住居、古井戸、大木など一定の場所にいて、移動しない。狐、狸、猫などが変化したもの。
・ 「幽霊」は、特定の人間だけに執着して、どこへでも追いかけていき、その人間だけを悩ませる。 第三者には見えない。
・ 「お化け」には「足」がある。
・ 「幽霊」には「足」がない。
④
・ 一般的に人を化かすのが「お化け」。
・ 人間の幽体が肉体から出た物が「幽霊」。
⑤
・ 「お化け」は、特にこれといった主義主張があるわけではない。
・ 「幽霊」はこの世に何らかの恨みや未練を残してきたので、目的がある。
⑥
・ 「お化け」は「一つ目小僧」、「唐傘お化け」。
・ 「幽霊」は四谷怪談の「お岩さん」、番長皿屋敷の「お菊さん」。
⑦
・ 「お化け」は化粧が濃い。
・ 「幽霊」は薄化粧。
⑧
・ 「お化け」はグロテスク。(時にコミカル)
・ 「幽霊」はエロティック。
⑨
・ 「お化け」は、不特定多数の人を脅かして喜ぶ。
・ 「幽霊」は、特定の人に恨みを持っている。
いくら考えても、⑨までしか思いつかない。ああ、ひとつ足りない・・・。
あなたの考える、お化けと幽霊の違いは何ですか?
したっけ。