団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

「羆霧(くまぎり)」
「容姿端麗」
「加奈子」
「知らない女」

都月満夫の短編小説集

「キヨシの帰省」
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」

「幽霊の額の白い三角巾」について考える

2011-07-13 09:16:35 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

夏といえば、幽霊映画が定番だった時代がありました。

Photo 映画や芝居、漫画などに登場する幽霊たちは大抵、白い着物を着て、額に白い三角ナフキンのような物をくっつけています。まるで、幽霊たちのオマジナイのように見えるこの三角の布は「額烏帽子(ひたいえぼし)」または「紙冠(かみかぶり)」と言います。ほかにも地方によって様々な呼び方があります。「額紙(ひたいがみ)」、「紙冠(しかんorしはん)」、「紙宝(しほう)」、「宝冠(ほうかん)」などがあります。

この「額烏帽子」の風習は、平安時代に法師らが悪魔祓いの儀式を行う時につけていたそうです。当初は黒い絹の三角巾をつけていましたが、死者が地獄の悪魔から逃れるようにと、江戸時代の末から白い紙製のものを死者の額につけるようになったということです。

Photo_2 その後、この風習は葬式の参列者にまで広がり、一時は死霊から逃れるために、皆が三角巾をつけて参列したと言われています。

全員が額に三角巾をつけている様子を想像してみてください。なんだか滑稽に思えます。

愛知では、まだこの風習が残っているところがあるようですが、本当でしょうか?

幽霊映画の定番といえば「四谷怪談」です。しかし、実際の話はちょっと違うようです。

四谷(東京都新宿区左門町)に実在する「お岩稲荷」(於岩稲荷田宮神社)は、もともとは田宮家の屋敷社で、お岩という女性が江戸時代初期に稲荷神社を分祀したことが由来といわれるそうです。

このお岩の父、田宮又左衛門は徳川家康の入府とともに駿府から江戸に来た御家人であったそうです。お岩と、婿養子となった伊右衛門は仲のよい夫婦で、収入の乏しい生活をお岩が奉公に出て支えていたといいます。

お岩が田宮神社を分祀したのち生活が上向いたと言われており、土地の住民の信仰の対象となったそうです。 

田宮家は現在まで続いており、田宮家に伝わる話としては、上記のようにお岩は貞女で夫婦仲も睦まじかったとあります。これでは怪談になりません。

それではお岩さんは誰なのかということになります。実は、田宮家ゆかりの女性の失踪事件があって、その事件が怪談として改変されたのではないかという考察があるようです。

仲のよい夫婦が、仲の悪い夫婦にされ、あんな醜い顔にされたのでは、お岩さんが知ったらどう思うのでしょう。「うらめしや」というのでしょうか・・・。

※幽霊に興味のある人は下記をご覧ください。

「幽霊画」を集めてみました。-R12

Iwamoto

したっけ。

コメント (12)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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