都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「柳の葉の魚」を意味するアイヌ語の「スス・ハム」または、「シュシュ・ハモ」に由来し、漢字で「柳葉魚」と書きます。これを「シシャモ」と読みます。
この由来には、諸説あり、アイヌの神様が地上に落ちて朽ちてシシャモに変わったという説や、飢饉に苦しむ川下の人々を救うため、アイヌの神様が柳の葉を川に撒き散らし魚に変えたので 「柳葉魚」という説などと、地域によって、いくつか言い伝えられています。
「シシャモ」は北海道太平洋沿岸にのみ生息し、毎年10月中旬~11月下旬の短い期間にしか水揚げされない貴重な魚です。
十勝管内の「シシャモ」水揚量は、全道で1、2を占めています。
「シシャモ」は、日本にだけ分布する日本固有の魚です。
日本中の居酒屋やスーパーで「シシャモ」あるいは「子持ちシシャモ」が出回っていますが、日本の「シシャモ」は年間1,300トンほどしか漁獲されておらず、とても全国に出回る量ではありません。
その魚の正体は「カラフトシシャモ」(英名Capelin:キャペリン)で、シシャモの代用品として年間20,000トンほどが輸入されています。
よく見ると「シシャモ」とは区別できますが、表現があいまいなことから「カラフトシシャモ(キャペリン)」と本当の「シシャモ」を混同している人もいるようです。
本来の「シシャモ」は、サケ目キュウリウオ科シシャモ属であり、サケ目というだけあって、秋に海から川を遡上して産卵する性質があります。(カラフトシシャモはサケ目キュウリウオ科カラフトシシャモ属で川を遡上しません)
しかも、北海道の太平洋岸にのみ生息し、10月中旬~11月下旬にかけて、特定の河川(十勝地方の十勝川、釧路地方の庶路川・新釧路川、日高地方の沙流川、胆振地方の鵡川など)に産卵のため遡上します。
シシャモ漁業の大部分は、10月~11月を漁期とするシシャモこぎ網漁業で、河川へ遡上するため沿岸に集まってきたシシャモを漁獲します。
シシャモの産地としては、胆振管内の鵡川町が有名ですが、実は十勝・釧路管内のシシャモ漁獲量は近年では全道の漁獲量の大半を占めており、主要な産地となっています。
日高地方では10月に入ると、十勝、釧路地方では10月中旬位に漁が解禁になります。
10月15日から十勝沖のシシャモ漁が始まりました。出だしは好調のようです。
シシャモは、キュウリウオ科に属しますが、「キュウリウオ」という名は、野菜の「きゅうり」に似た匂いがするためにつけられたものです。キュウリウオ科の仲間は、シシャモのほかに「キュウリウオ」、「チカ」、「ワカサギ」などが含まれます。
ちなみに、「シシャモ」の英名は「shishamo sumelt」といいます。「sumelt」はキュウリウオのことです。
近年シシャモの漁獲量が激減したため、一般の販売はキャペリンで代用されるようになり、およそ90%を占めているともいわれています。
漁獲量が激減した理由は、護岸や砂防ダムで「シシャモ」が産卵場所とする砂底が減っているからです。
本物のシシャモは地元や一部のルートでしか手に入らないようです。
味の違いは、「カラフトシシャモ(キャペリン)」はシシャモの代用とされるだけあり食感は似ていますが、食べ比べると、身の柔らかさ・風味が断然違います。もちろん、本物のシシャモが美味しいということです。
「カラフトシシャモ(キャペリン)」は100%「子持ち」ですが、「シシャモ」は「オス」だけ、「メス」だけや、混合で売られている場合があります。
鵡川町の「シシャモ」に比べて、十勝産の「シシャモ」は小ぶりで食べやすく、脂も乗っています。私は、断然十勝産のほうが美味しいと思います。
本物のシシャモを食べていますか?
私は十勝に住んでいるので本物しか食べません。
したっけ。