年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

べったら市 大正13年10月

2006年07月25日 | べったら市
大正13年10月21日毎日新聞
不正の浅漬
日本橋のべったら市で19日夜深川の浅漬商人xxの他10名がサッカリン混入の不正浅漬を販売したのを検挙した。

関東大震災の後、べったら市が翌年には再開していた。この頃から日本橋のべったら市と記事に書かれる。関東大震災でべったら市の開催する繊維問屋界はほんの数箇所の土蔵を除いて地域の建物が全焼した。震災後、商家の主人は山の手に住居を構え、日本橋の店に通勤する形が増える。震災によって江戸時代から続いた土蔵造りの商家の風景が消え、コンクリートの建物が増える。サッカリンの取締りによって,昭和の始めには台湾産(当時は日本領土)の砂糖で砂糖自給率100%となる。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする