年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

べったら市 明治28年10月

2006年08月07日 | べったら市
明治28年10月19日万朝報
べったら市と浅漬売
日本橋区大伝馬町通りには例のべったら市にて、今日夜に入れば非常に雑踏を極めるがその商人の中で肝腎の呼び物となっている浅漬売りは大根相場が昨年に比して本年は二割方騰貴して何れの販売者も大弱りしていた。

日清戦争が終わっても朝鮮半島では混乱が続いていた。べったら市の記事は極めて少ない。

万朝報とは (よろずちょうほう)
1892年(明治25)創刊。東京の日刊新聞の名称。よろづ重宝という洒落をもじった題号。有名人の私生活・犯罪・恋愛などの記事を掲載し人々の関心をひく方針を採用している。いわゆる三面記事で発行部数を伸ばした。明治30年代には幸徳秋水・堺利彦・内村鑑三・円城寺天山・斯波貞吉らの人材を集め非戦の論陣をはったこともある。1940年(昭和15)東京毎夕新聞に合併。
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