年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

べったら市 明治32年10月

2006年08月10日 | べったら市
明治32年10月21日万朝報
べったら市と夷講
一昨日のべったら市の月の良かりしため夜に入って人出が多く区域内は車の通行を止めたため商品が一体に売れ口は悪く、その中で売物の浅漬大根は上等一本10銭内外・下等4~5銭、掛鯛は原料の小鯛が払底のため販売する人が少ない。生小鯛の台に載せてあるものが一個2銭より15銭の相場である。金華糖の鯛の売れ行きは良かったようだ。また菊花の相場は一鉢上等25銭・下等14~15銭にてこれは売れ行き良いようだ。また昨日は夷講当日にて商家は酒宴を開く例なれば本年は魚類の売れ行き悪くその相場は生鯛一尺物一尾90銭,さしみ物かつお一尾65銭より60銭メバチマグロ一貫目1円内外と言える。
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