年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

腐っても鯛

2007年09月22日 | べったら市
腐っても鯛
明治時代半ば頃まで、べったら市の主な商材は日本橋魚河岸の人達の内職で作っていて、赤い糸で飾った掛け鯛でした。冷蔵庫のない時代であったので当然塩漬の腐った鯛が恵比須神・大黒神に供しました。今ではことわざの由来も不明なくらいになってしまいましたが明治の頃はどうも腐った鯛も何らかの料理で食べていたと思われます。コレラの流行で腐った鯛から大根のベッタラに変ったと思われます。砂糖で作った金華糖の鯛も実用的です。木で作った鯛もありました。
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