年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

鈴木藤三郎の見直し

2009年11月29日 | 築地市場にて
鈴木藤三郎の見直し
静岡県といっても愛知県にちかい周知郡森町は蔵の町である。そこで町おこしのイベントでようやく鈴木藤三郎が取り上げられた。
 成功だけで終わる人生は少ない。明治の発明王だった鈴木藤三郎は明治42年の日本醤油醸造の事件で世間から非難され、明治35年からあった富士山麓の鈴木農場で余生を送った。
 日本醤油醸造の破綻によって生じた債務の殆どを自己の財産と発明した特許と周囲の人達の応援で弁済したという。日本では一度人生で躓くと周囲の目は厳しい。それを支えるのは真実を伝える子孫や出身地の人達の役目だとおもう。今年の夏に森町の図書館には周智農林学校で一時教師だった村松梢風のことはあるが郷土の偉人である鈴木藤三郎はまとめて展示してなかった。あまり調べる人がいないのだろうか。
コメント (1)
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