年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

江戸の自然誌  野村圭佑著から

2010年08月21日 | 福神漬
江戸の自然誌  野村圭佑著から
『武江産物志』をよむ
江戸の農産物は今と違って季節や江戸との距離・輸送方法に左右されていた。ナタ豆の次に『 おしゃくらまめ 』『ふじまめ』『そらまめ』『えんどう』がある。今日本で流通している隠元豆は『武江産物志』では『いんげんささげ』で江戸時代前期に禅僧隠元が日本にもたらしたのは『ふじまめ』であるという。多くの豆類は『葛西領』で栽培されていたようである。今の小松菜も昔は『葛西菜』と呼ばれていたが江戸市民の下肥を運搬していた舟が『葛西船』といわれていたので故事を持ち出して『小松菜』となった。
 このような記述の位置に『なた豆』があることは江東方面で栽培されていたと思われる。

著者は最近亡くなった様で色々聞きそこなった気がする。

コメント
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