年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

茨城県鉾田のごさい漬け

2018年04月21日 | 築地市場にて

鉾田市の図書館で郷土資料室の中で(鉾田の文化)という本を見ていたら(ごさい漬け)という漬物があった。内容を読むと昔は鰯(今は秋刀魚)と大根と塩で漬けて醗酵させた漬物のようだ。自家製が殆どで一般には流通しない食品のようだ。これは冬季の気温の低いときに作らなければならないし、醗酵の様子や塩加減の好みもあるので低塩の漬物が好まれる今は商品として販売管理の難しい漬物かもしれない。さらに魚が使用されているので食中毒の問題も予想される。

 鉾田周辺しか知られていないのはこのような理由があるのだろう。

レシピ

秋刀魚48kg 大根150k塩7kで漬け込み、醗酵期間は3週から5週で食べごろ。

ポイントは秋刀魚の内臓の血を良く洗い出すこと。押し蓋で空気に触れないようにする。

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