年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

脳が貧しくなっていると

2022年03月21日 | 宅老のグチ
バブルの後、長い不景気で世界はどんどん進歩しているのに、日本・ロシア・北朝鮮は思考の進歩が停滞しているとしか思えない。日本が世界で注目されているのは負の側面しかない気がする。すごいよJAPAÑとか言って愛国心を煽るが実際数字から見えるのは停滞の指標しか見えない。中国の政府統計もあらかじめ色眼鏡をしてみているが、日本はそのようなことはないと思っていたがコロナの対応で旧態と権益がはっきりし、さらにデルタ型からオミクロン型に変わったのに、安易に後らし、また蟄居・謹慎頼りとなった。
 何が問題があるというと、人命の優先順序の議論が封鎖されていることにある。この辺はウクライナの報道を良く検証しないといけないが欧米の論理では婦女子は戦闘員として扱わないようだ。激戦地からウクライナ政府の報道でロシアへ連れていかれたとあるが、どの国でも利権に外された人は他陣営で再起を図る。戦国・幕末史でもあったから、福沢諭吉が勝海舟・榎本武揚を批判した。
 そろそろ憲法を改正しないといけない気がする。特に必要なのは高齢者の脳死状況でも、三か月に一度の転院がある。家庭裁判所のような組織で、介護のプロ、弁護士、医療関係者が、診断書のリモ-ト判断で、親族へのアドバイスを提言する組織が欲しい。脳死の人からチュ-ブを外す法的根拠が必要と思える。今は救急隊員は何が何でも生かさないという圧力があって、コロナ下で何時間もかけて電話し、空いたベットを探した。101歳の特別養護老人ホ―ムに入っていた母はもう低体温という老衰死症状が出ていたにも関わらず、救急隊員が病院を長時間探した。特養の人も長年の経験で老衰死を理解していても、法律上は救急車を呼ばないといけない様だ。時には訴訟に持ち込む人もあるようだ。
 多くの法律や慣習が時代に遅れている感じがする。
 また参議院選挙目当て思われる給付金案が出てあきれている。もう電気・ガス・ガソリンは高騰していて、前のガソリン高の時の対策をしている。不要不急の車外出を避けているし、少しでも安いスタンドを探す。その結果地域のガソリンスタンドが廃業し、寡占化が進む。秋田に旅行に行ったとき、車社会なのにスタンドが少なく、イオンのモールの激安スタンドに長い行列があった。これではガソリンを使う農業機械にどのような対策をしているのだろうか。電動農業機械を作っている話は見えない。畑で太陽発電し蓄電し、機械に充電することは出来ないのだろうか。エアコンの技術で空気中の水分から水を取ることは出来ないのだろうか。まだまだあたらしい工夫が出来る気がする。
 やはり二宮尊徳の思考が邪魔している気がする。コメを88回手にかける。品種改良、多量に肥料を与える。しかし天候の良いときにコメが豊作となり価格が暴落し、肥料代が返済できなくなった。
 築地市場で豊作時に良く青果物がごみ値(東京都の業務用ごみ収集価格)で競り落とされていた。運賃・ダンボ-ルに農協の決済費で赤字になる時もある。それでも出荷するのは政府の補填があった。戦後の農業政策はアメリカの押し付けでなく。戦争で人手不足となった農家が軍部に要求したことから始まったことを最近読んだ井上寿一先生の本で知った。多くの左翼や右翼の学者は全てGHQに押し付けているが、国家社会主義(大政翼賛会)で戦後の農業改革の準備が進んだ。
 多くの戦後の制度は戦争中から仕組みが造られていて、GHQで作った様に思われている。皆国民健康保険制度はアメリカにはない。年金制度も戦地で死去した軍人の遺族年金から始まる。
 
コメント
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