過日、都立中央図書館で(福田村事件)の検索で一番に出てきた、週間東洋経済9月2日号を開架の所で読んだ。最初の印象でなぜ経済情報誌が福田村事件の検索で一番に出て来るのかと思った。多分この週刊誌の発行が一番最近だからと思う。内容は経済とか朝鮮人・非差別問題の虐殺ということより、映画の話で日本がこのような問題を映画で世界に問えないことを記事にしていたようだ。記憶があいまいで再確認したいのだが台風で図書館へ行けない。
図書館の検索では、虐殺事件の問題と映画の撮影に至る経過を報道しているのが記憶に残る。
さて図書館の東洋経済の雑誌の周囲にダイアモンド・フォーブス等の経済紙があった。どこも中国不動産問題で、不安を煽っている。日本化という内容があって、失われた30年という日本のデフレの分析から中国の日本化として失われる50年とかで脅している。何か見出しで買わせる意識があって、いまいち納得いく部分が無い。それでも頷くことは
1日本のバブルの時、初期は誰も危ないと思っていたが不動産神話があって、銀行に担保として提供しているので処分すればなんとかなると思っていた。ところが不良債権の金額のデ―タが無く、不動産から金融に影響が回り、不況となって公的資金によって処理し、その後遺症で今でも金利が上げられない。バブル当時は円高で日本の企業は工場を海外に移し、その恩恵が中国にいった。
今の中国の日本化というのは誤りがあって、中国は不動産不況で元安に向かっている。通常なら輸出が増えるのだが、どうも中国の中小生産者が中国国内より、ベトナムのような国に投資を向けている気がする。それはゼロコロナで自分の財産が封鎖される恐怖があると思われる。静かな投資移転はこれから始まる。
日本は信用を重んじるが中国は金なのだろう。銀行で平時でも預金を引き出せないということが恐ろしい。さらに現金が流通してないので外国人観光客が旅行できないという。何かガラパゴスの鎖国国家となって、経済系統計操作で憶測が蔓延する。江戸時代の江戸城大奥の奥医師が糸脈と言って、女性の体を触ることなく健康診断をしているのと同じと思う。
もう中国へは欧米系投資家の資金は引き出しがあっても、投資は更新しかない気がする。
週刊誌の見立てでは、中国東北部三省が一番経済が厳しく、高齢化率が高いので不動産による経済活性化が無理のようだ。大連市が汚染処理水で揉めている日本の投資を求めるフェア―をしているのは背に腹は代えられないのだろう。日本のバブル崩壊の問題解決は決して成功事例で語ることは出来ない。明治日本がパリ万博から色々な知見を日本にもたらした。そして日本は上野公園だ博覧会、新橋横浜間の鉄道で文明開化の威力を見せた。その成功事例でオリンピック、大阪万博と未来を見せた。いまは第二次東京オリンピック、第二次大阪万博とイベント効果が無いし、嫌われている気がする。多分札幌での冬季オリンピックは選挙で否定される気がする。何か観光客が人数でなく、満足度の方に向かってきている。