年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

節分の浅草寺・福豆のおすそ分け

2024年02月03日 | 宅老のグチ
節分の浅草寺で雰囲気を味わう。
午後2時半から七福神の舞があるので、1時半過ぎに境内の会場につくが幅7M位で半分は人で埋まり、15分後には人で一杯となる。前の年の動画を見ていて、あまり福男の立っている舞台から近すぎると、頭の上を超す福豆が多いと見えた。そこで位置は中間で、前の人にくっつかない。
 人は密集していたが3分の1は外国人。福豆を投じ始めるとほとんど直接取ることは出来ない。手が伸びてきてキャッチを妨げ、地面に落ちる。これを拾うのが日本人だけしかいないように見える。外国人は拾わない。
 終わってみると、袋の中に福豆が10袋。取りそこなった人に数個のおすそ分け。


 
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3日の節分で

2024年02月03日 | 宅老のグチ
何かの報道で来年の節分は2月2日という。2024年がうるう年にあたることから、翌2025(令和7)年の立春は2月3日に早まり、節分は4年ぶりに2月2日となるのです。(国立天文台暦計算室)4日の日もあったというが忘れた。
 浅草浅草寺の節分の豆まきで、福は内しか叫ばないという。その理由は浅草寺境内には鬼はいないという。
 ふと思ったのだが、国語辞典でナタマメの項目を調べていて、引用として神霊矢口の渡しという、今でも上演されている歌舞伎の演目がある。これは江戸時代の博物学者の平賀源内が浄瑠璃作者の筆名(福内鬼外 )で発表したものだった。彼は生まれた時代が早すぎて、無残な死で終わった。
 福は何処にでもいそうだが鬼はいつ現れるか判らない。ひと月経った能登地震の規模は数千年に一度という規模で、ほんの短い時間で4Mほど隆起して、津波の被害を減らしたという。今の所300名ほどの死者行方不明者であるが日本の災害史の計算では今後も被災死者は増える。自宅から離れた高齢者は生きる気力と希望が薄く、ちょっとしたことで寝たきりとなる。多くの知り合いを一瞬の出来事で無くすということで気落ちは逃れられない。
 よく考えれば人はいつかは亡くなる。ただ早かったというだけである。災害史の本を読んでいて、日本人は対処の仕方に三種類あるという。今は運命論だろうが、やはり日本列島に住む限り、毎日どこかで地震があって、夏秋には台風、そして季節の変わり目にはゲリラ豪雨。地球温暖化で降水量が増え、海から蒸発した水はどこかに雨や雪となって落ちる。火災保険料が水害のため大幅に上がった。

 今気にしている中国の不況対策で、前日に発表して午前中は株価を維持するが午後には前日水準を下回る。これは日本でもあってバブル崩壊後の対策でPKOと言われて、結局役に立たなかった。知識のある人たちが彼らの損失を工夫で逃れた。間も無く香港の資産価値は消える。いかがわしいことが出来る地位が消えるという。そうなると香港の不動産の価値はもっと下がるしかない。中国のお金を香港に合法的に移し、そこから他の国へ移す。
 人間の創った制度はどこかに抜け道があって、いかがわしい金はすり抜ける。今の政権政党の混乱は資金の流れを監視している人たちの告発から始ま
る。

 蛇足 なぜ神霊矢口の渡しに福神漬に入っているナタマメが出て来るのか。
 明治の民俗学者山中共古の随筆で伊勢地方の女衒(少女をスカウトし、遊郭等に世話する人)今の言い方だと繁華街で女性をスカウトし、夜の仕事を紹介する。
 江戸時代は少女の適正テストとしてナタマメを食して、テンカン症状が出るかの判断をしていたという。しかし中国の本草書でも日本の薬用辞典でもこのような効能はない。
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