年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

バブル越で役に立たなくなった本かも

2024年02月26日 | 宅老のグチ
日本の経済政策  -「失われた30年」をいかに克服するか-
小林 慶一郎著
東証株価が38000円程度の時に予約した本が超えた日に届き読み始めた。本の大半は失われた30年の対策の経緯で、結局は今の状況からロシアの不意打ちとなるウクライナ侵攻とそのことによる分断政治と再軍備の動き。軍需産業は強大な無駄使いで、経済を活性化する。敗戦後の日本は隣国朝鮮で始まった朝鮮戦争で日本経済が復活した。この辺りは知っていても語りたくない不都合な歴史でもある。さらにベトナムでも戦争があって兵站地の日本も朝鮮戦争程ではないが恩恵があった。
 戦時中のロシア経済も日本より成長率が高いという、理解しがたい。EV自動車が爆発的に売れている中国で石炭火力発電所が2025年まで増えるという。天気予報の所で相変わらずPM2.5の汚染範囲が中国から来ている様子が見える。
 歴史を見ていると日本は古代は難民の受け入れ国だったが今はそうでもない。中国の王朝交代期に多くの先端知識人が日本に来た。特に徳川の始まりには明の末期だったので清朝になった時には人材が日本に来た。明の没落は豊臣秀吉の大陸侵攻から始まる。中国・朝鮮から見ると秀吉日本の侵攻は想定外だったと思われる。戦国時代が秀吉によって終わると、日本の武力の過剰が目立つ。そこに誘惑が生まれる。
 今台湾が中国に狙われるのは歴史の定めと思うが良いということは無い。仮に勝っても周辺国は次の侵攻を警戒する。資本主義社会でないので非効率のシステムが淘汰されないで残る欠点がある。巨大な軍備はそれ自体で暴走する組織となり、抑制するには不景気しかない。そこにク-デタ-への誘惑がある。226事件はその誘惑から始まる。
 
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日曜朝10時に新宿で映画

2024年02月26日 | 宅老のグチ
小さな映画館(85席)でフィリッピンパブ嬢と結婚したという、ミイラ取りがミイラの様になった社会学者の映画を観に行くと、満席で断念。そこで代替の映画ということで、在日朝鮮人の女性の映画を知り、日曜ということで通勤時間でも電車は空いていることで10時上映を見に行ってみた。
アリラン ラプソディーという映画。この映画を観ていないと、キムチの日本における発展史を聞くことが出来ない。話のきっかけとなるので。
 映画自体は日本にほとんどの在日の女性が自発的に日本に来たことではないことを強調している。アジアの女性は中国の男尊の思想が深く、この影響は日本も朝鮮も逃れられない。川崎市の銭湯の休業日に混浴している場面は演出なのだろうか。日本の温泉混浴文化に汚染されてしまったと一瞬思った。
 川崎の工場地帯に隣接する在日の人が多く住んでいる高齢者施設、保育園・銭湯とかの撮影で生き残った話を語っている。渡日の話はどの様な監督の編集方針か知らないがあの地域に定着したのは先の戦争が始まって、日本人の若者が中国戦線で兵士となり、極端に内地が人手不足となった。徴用工の時代で、給与も支払われたかどうかの問題より、記録が無いことの方が問題でさらに記憶も消えている。
 この川崎の隣接地に沖縄伊江島から来た人も住んでいる。この歴史も日本経済の浮き沈みによって、言葉の問題でまともな就職口が出来ないので、口コミ集団就職となったようだ。そもそも在日の人達は日本語教育を受けていないので文盲に近いがいまひらがなを学んでいる。それぞれ家族史は個人と地域と日本の政治経済の状況によって異なる。鶴見も川崎も人手不足の時代に地域に定着した。西川口・蕨市付近のクルド人の騒動も、国の無いクルドの人に戻れと言ったら死しかない。彼らクルドの人は解体作業等の日本人でもやりたくない仕事をしている。今景気が比較的よく、古い都内の家の解体が進んでる。そして不景気になると排除の運動となる歴史になる。異国に住むというのはかなりリスクのある行為だが日本の官憲によって男子が拉致されてきている歴史もある。多分応募者が少ないので人数合わせの拉致だろう。満蒙開拓団の歴史も応募者が足りない地域は割り当てだった。ここまで踏み込んだ解釈をしないと北朝鮮の拉致行為は解決しない。時間が解決するまで日本政府は待つのだろうか。
 今の日本食文化の肉系食は江戸時代まで禁じれれていた肉食の発展は軍隊から始まり、戦後の食料不足から雑食性の肉食文化となる。これには朝鮮食文化の影響が大きい。中国は衛生面から生食文化はなく冷たいものは日本から始まる。

 朝鮮半島から来た人たちの立場がこの映画で複雑と知る。日本での生活が長すぎ、旅行で行った韓国には在日高齢者は住めないという。この辺の詳細は映画では見えなかったが家制度がかなり厳しいようだ。川崎市桜本地区の家もバラックが減り、出て行った年寄りの記憶を消している。記憶の復活は川のようだ。川と言っても流れない川である。最近の不動産新築は桜本は1000万円ほどやすい。羽田空港ならバイク通勤で20分で行ける。平和があと十年続けば激変するだろう。日本語と韓国語を話してさらに英語を話す人材は空港では役に立つはず。桜本地域の多摩川沿線は桜の木の並木がある。映画も桜の木の下の風景が多い。ハルモニ(韓国語でおばちゃん)は笑って見ている・生きている。
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