雨が続く震災記念日

台風10号の雨も今日で終わりそう。梅雨のような雨。仕方なく本や動画で過ごす。1週間前の土曜日に麻布十番納涼祭りに行くことを計画し、ついでに在日韓国人歴史館を訪問した。今イベントで力道山生誕100年を開催している。ビザの韓国領事館と建物が繋がっているので、土曜日は単独であいている入り口から入れる。ようやく建物の構造が判ってきて、警備の人と挨拶を交わす。いきなり力道山の部屋に向かうので驚いていたようだ。力道山は戦後史の光と影の人でこの人をどう語るかということは自己の戦後史観を表明することとなる。
　1946年9月のカスリ-ン台風後の日本が食料不足で暴動の一歩手前まで行っていて、社会主義者の権力奪取の意図の時代だった。結局ＧＨＱの強権でゼネストが中止されて、日本の赤化が失敗した。この原因は左翼の仲間割れと過激化から来ていると思う。さらにアメリカから余剰食糧が来たこともある。食の不安解消は言葉では満たせない。この時期は都会は闇市の時代で今と違って農業が仕事として都市周辺は優位だった。暴力支配の時代だった。
　今令和の米騒動の渦中にあるが日本はコメが国防作物で戦時にはイモと大豆と米でしのぐしかない。

　在日韓国人歴史館の展示で気になったことがある。明治期の日本に渡航する理由で朝鮮半島でほぼ生活が出来ないので日本に向かったという。維新後の日本で日本人の海外出稼ぎの始まりは明治元年のハワイ行で、いわゆる契約労働者であって、契約が終われば帰国するはずだった。日本人の海外渡航の始まりから移民に変化している様子が横浜の海外移住資料館で見ることが出来る。この日本の移民と朝鮮半島の日本への渡航との差は何処にあるのだろうか。
　多くの朝鮮半島の人と日本人の衝突は底辺層の人達の衝突の様に感じる。この辺りはハワイの移民史でどうなっているのだろうか。日本国民のパスポ－トランクが高いのは、移民後に定住しないで日本に戻る人が多いと考えることが出来ないのだろうか。その理由として自己主張しないと生きてゆけない日本以外の国で空気で生きて行ける日本の社会で育った人は戻りたくなるようだ。
　ヘイト中国の人の最近の論説で高齢中国人が日本の介護施設に押し寄せると言っている。でも信州の介護施設での話から、中国残留孤児者の養母・養父が日本の介護施設で言葉で難儀している様子が見える。高齢者の言語取得は難しいし、日本のテレビは日本語。これなら金持ち中国人は温暖な海南島で言葉が通じる介護施設の方が良いとおもう。介護難民より病院占拠の方が気になる。この辺りは顔写真入りのマイナンバ－でしのぐしかない。これも偽造があるという。

　次の大震災でもし虐殺事件が日本で発生する時は犠牲者は中国人のような気がする。その判別は日本語ができるかどうかとなる。都知事の震災記念日の無視は次の虐殺を誘導する行為となる気がする。慰霊ではなくなった人は生き返らない。あくまでも次を無くすことが目的である。
　韓国が教科書の改定があって、日本語訳の近代史を読んでみたい。どう歴史を韓国の子どもに教えているのだろうか。韓国国会で奇妙な議論があると報道されている。日本との統合時代の国民の国籍問題。常識なら日本人だろうが議論の内容がおかしい。亡命政権があったのだろうか。日本国籍が気に入らないようだ。
　この様な議論が戦前昭和の国会でもあった。国会図書館で戦前の国会の議事録が読めるという。政府の失言を誘う神話問題と天皇の正当性、南北朝時代の天皇。北朝系の天皇と南朝の天皇の問題の議論。
　徳川が豊臣との戦いの理由となった京都方広寺の梵鐘の銘文解釈。なんでも戦争の口実は出来る。だから非常時にそれが表に出て来る。都知事は震災慰霊日に何らかの意見の表明をするべきで、それは次の災害での虐殺予防のためでもある。