久しぶりに晴れた東京でウソ・ニュ-スの検証のために、麻布十番から都立中央図書館へ行き、荒川五郎著最近朝鮮事情という本を読む。
この最近というのは1906年出版なので明治39年となる。明治43年が日韓併合なので、まだ併合の様子は見えない。
荒川五郎 広島県出身、日本大学の前身の学校の1期生。この最近朝鮮事情という本は衆議院議員だった1906年(明治39年)、朝鮮半島を視察して記述した本で20世紀初頭の朝鮮半島文化を伝える貴重な資料となっている。日本人の目で見た朝鮮の様子で、何か日本人が大陸の半島の風俗を知り、経済進出のガイドブックのような読後感があった。当時の朝鮮半島には著者の数字では1000万人ほどしか住んでいなく、国土の広さが日本と比べて60%ほどの土地しかなかった。
この様な地理的条件の土地が何か今のパレスチナのような紛争地域になる知識の得ることが出来る。荒川が批判しているのは支配層の改革意欲の無さと、その下で生きている人民の意欲の無さ。決して朝鮮人を見下してはいないが、ただ記録している。李氏朝鮮王朝時代には、良民(両班、中人、常民)と賤民(奴婢、白丁)に分けられる朝鮮王族以外の身分階級の最上位に位置していた貴族階級に相当する。結局は日本が併合していても、改革が中途でとん挫した。密かな抵抗があって、旨く立ち回ったものが今に生きる。
戦後の急速な韓国の発展を見ると、きっかけさえあれば韓国でも発展する要素があることの実証となっている。
本の中で言葉の意味不明のものがあって、家で調べると
白銅貨 2円50銭でこの価値が当時の朝鮮労働者の日給。 根拠不明。さらに4種類の白銅貨がある様子が古銭相場から見える。今の感覚だと偽コインが流通している。一番高いのが官製でくっきりした文字が見える。
商売の取引の様子から物々交換経済の様子が見える。荒川の考察では中国の影響がどこまで浸透していてか、パット読んだだけでは気が付かなかった。イザベラ・バ-ドが同時期に朝鮮半島を旅行しているので彼女の本も読まないといけない気がする。
この最近というのは1906年出版なので明治39年となる。明治43年が日韓併合なので、まだ併合の様子は見えない。
荒川五郎 広島県出身、日本大学の前身の学校の1期生。この最近朝鮮事情という本は衆議院議員だった1906年(明治39年)、朝鮮半島を視察して記述した本で20世紀初頭の朝鮮半島文化を伝える貴重な資料となっている。日本人の目で見た朝鮮の様子で、何か日本人が大陸の半島の風俗を知り、経済進出のガイドブックのような読後感があった。当時の朝鮮半島には著者の数字では1000万人ほどしか住んでいなく、国土の広さが日本と比べて60%ほどの土地しかなかった。
この様な地理的条件の土地が何か今のパレスチナのような紛争地域になる知識の得ることが出来る。荒川が批判しているのは支配層の改革意欲の無さと、その下で生きている人民の意欲の無さ。決して朝鮮人を見下してはいないが、ただ記録している。李氏朝鮮王朝時代には、良民(両班、中人、常民)と賤民(奴婢、白丁)に分けられる朝鮮王族以外の身分階級の最上位に位置していた貴族階級に相当する。結局は日本が併合していても、改革が中途でとん挫した。密かな抵抗があって、旨く立ち回ったものが今に生きる。
戦後の急速な韓国の発展を見ると、きっかけさえあれば韓国でも発展する要素があることの実証となっている。
本の中で言葉の意味不明のものがあって、家で調べると
白銅貨 2円50銭でこの価値が当時の朝鮮労働者の日給。 根拠不明。さらに4種類の白銅貨がある様子が古銭相場から見える。今の感覚だと偽コインが流通している。一番高いのが官製でくっきりした文字が見える。
商売の取引の様子から物々交換経済の様子が見える。荒川の考察では中国の影響がどこまで浸透していてか、パット読んだだけでは気が付かなかった。イザベラ・バ-ドが同時期に朝鮮半島を旅行しているので彼女の本も読まないといけない気がする。