年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

埼玉県越谷市中央図書館へ 2 SBカレ―創業者の本

2024年09月05日 | 宅老のグチ
埼玉県越谷市中央図書館で大袋小学校の100年誌を読み終わると、越谷まで来て収穫が無いので、郷土資料のあるところで本棚を眺めていた。
 年を取ってしまって、分厚い本を読むには図書館から借り出して読むか、何回か通って2時間で読める範囲の読書となる。都立中央図書館通いは、散歩の歩数稼ぎと時間のつぶし、それに世間の変化が電車内に現れる。特に空港と浅草を結ぶ都営浅草線は絶好の観察場である。また図書館の本で歌舞伎の筋を調べていた時、大人むきの本は通人のための解説本で文化的・歴史的背景が詳しく書いてあるが、自分の歌舞伎見物はあくまでも漬物の文献のための基礎知識取得であって、歌舞伎通にはなりたくないと思っている。そこで歌舞伎の本は小学生向きの解説本を借り出して読む。実にわかりやすい。

 越谷の図書館郷土資料室で、地域史の所に薄いマンガ本があって手に取ると松伏町の教育委員会の作成した小学生でもわかる、郷土の偉人本だった。
マンガふるさとの偉人 山﨑峯次郎物語


松伏町出身で、日本で初めてカレー粉製造に成功したエスビー食品創業者、山﨑峯次郎(1903~74年)の半生を描いた本だった。この本は誰でもネットで見ることが出来る。実にSBカレ―広報と行政がうまく行っているとおもう。食品における誠実さと創意工夫が日本でのカレ―食の普及の基礎知識となるマンガ本。

 エスビースパイス工業埼玉工場
埼玉県北葛飾郡松伏町大字築比地1032
 今でこそ道路が整備され、工場で生産されても出荷がスム-ズになったと思われるが70年前まで隣の庄和町(今は春日部市東中野)に行く時、江戸川の野田橋からSBのロゴに似ている道案内看板を見ていて、こんなところにカレ―のSBがあるのは不思議と思っていた。今では国道4号バイパスと国道16号があるので工場立地としておかしくない。しかし現地に行ってことのある人にとって、江戸川土手の高さはびっくりするほど高い。この松伏地域付近は昭和22年9月のカスリ-ン台風で水没した地域で山﨑峯次郎さんの出身地でもある。

 カレ―ライスの福神漬の関係は不思議だが、やはり気になって本を手に取ってみた。


コメント
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