都営新宿線九段下駅で降りて、昭和館という施設に行った。ここは昭和の時代の遺品箱もの施設で、自分は4階にある図書室で北白川宮能久親王の文献探しをしている。
図書室はいつも一人くらいしかいないが、訪問した日は小学生の社会科見学で10人以上の小学生が図書室でウロウロしていた。何かおかしいとおもい、昭和館の入り口で慰問というイベントが行われていたので文献探しを終えたら、行ってみた。
今でも日本では自然災害のあとで落ち着くと被災者の所で慰問が行われる。先の戦争の時、故郷を離れて戦地に立つ兵士のために、慰問品を送ることが銃後の務めと奨励され、小学生まで慰問品・慰問文を送ることが奨励されました。
また多様な物品のほかに、慰問団というのがあって、漫才・落語家や今の吉本興業の前身の人達がお笑いの慰問団を戦地の兵士のために巡回していました。
戦況が悪化すると、特に海軍の慰問は軍事物資の輸送で慰問の品や慰問団の輸送が困難になって、慰問の物からお金に変わっていった様子が見えます。
戦争が本格的になる前は、各地の百貨店の催事で慰問の商品の新規格品が現れています。慰問と実用にあう、弾除けメダルもあって戦時と言っても商売の工夫が感じる。
展示物を見ている小学生は80年前の学校で何をしていたか感じて、平和ということは当たり前の世界で無いことを知ってほしい。今はウクライナ・パレスチナのガザ・イエメン等で常時爆弾が破裂している。水・食料‣電気等の不足している。