年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

車の未来の幻想

2024年12月22日 | 宅老のグチ
日産・ホンダの経営統合話で色々のニュ-ス・解説・解析を見ていると、最終的に自動運転の車の話題にぶつかる。もちろんその前に電気自動車の問題があるが、自動運転が普及するまでの過程で圧倒的に中国が有利であって、日本はアメリカと中国にソフト代を永遠に支払うと感じる。それは羽田空港に隣接しているイノベ-ションセンタ-で自動運転のバスに乗って一回り乘って見た感想から来ている。出車すると信号等に正確に止まり、敷地の外に出て、横断歩道の前に挙動不審の歩行者がいて、渡るか渡らないかの判断が出来ず、車が止まり歩行者が横断歩道を渡ってきて、渡りきると車が動いた。ここまで来ると驚いたと同時に法整備と保険の問題となる。
 大前さんと言う人が自動運転の車と法整備等が出来れば、車の必要な数は10分の一に減るということを言っていた。車の所有は趣味の問題となり、自動運転の車は中国でのタクシ―配車サ-ビスを見ていると、駐車場問題が消える。車を指定位置に呼び、移動し、下車地点で乘っていた車を放置し去る。駐車場はいらなくなる。
 地方の人口が激減している所では医療関係の送迎バスの需要が無人タクシ―に変わる。当然の様に病院巡回バスも消える。先日東武線久喜駅からバスに乗ったのだがバスの行程は観光地巡りと異なり、仕事場とか病院巡りとなる。終点のバス車庫に着くまで記憶を辿ってみると数か所も病院前のバス停を通過した。
 高齢社会である程度動ける人が設備効率の良い病院に行くし、さらに徹夜明けの医療従事者が車の中で居眠りしても家に着く。未来の仕事のための移動の概念が変わる。この概念が変わらないと日本はまた落ちこぼれになる。ここに踏ん張るのが日常社会の安全性しかない。
 先日アメリカの保険会社の重役が銃で殺された。どうも保険会社と殺人者とのトラブルで見せしめ殺人となったというネット情報がある。同様な傾向が中国にあって、残りの不遇な人生を無差別殺人で名前を残す事件が多発している。これも日本であったこと。何も中国人ということでなく普通に日本人でもある事とおもう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする