まだ記憶に残っている新宿区立林芙美子記念館の豪邸から昭和の作家は当たるとこのような家を女性でも持てるのかと思った。多くの女流作家の夫はほぼ無名となる。林芙美子は知っていても何回も夫を代えた話は普通は経歴には書かれない。当然記念館でも夫の変遷記述はない。
日本の経済の流れが西洋の経済学の理論通りには日本も中国・朝鮮半島も動かない。ある程度は同じだが最後の所で一致しない。なぜだろうかと最近思うようになって来た。
そのことを考えながら都立中央図書館3階の宗教・思想の所の二宮尊徳・報徳思想の本棚を眺め、背表紙の題を見て考えた。報徳思想の半分くらいのスぺ-スが中国と日本の学者のシンポジウムの本で中国でも農村部の発展は報徳の考えが参考になると思う人がいる・いたと思った。
日本の失われた30年は世界の経済学の理屈から離れていて、バブル崩壊後の復活のみこみが大方の学者は10年程度の不況と初めの論調だった。それが30年経ってしまった。それを研究していたと豪語していた中国も今の様子から日本以上苦労していている様子が見える。不幸なことは日本も中国も貯蓄率が異常に高い。
この長引いた原因は欧米には無いアジアのダ-クマタ—と言うべき、行動を選択時に縛る規範があると思われるがその規範は何だろう。どうも論理的ではない規範で時々と言うか後で判った事例が多々ある。それは貴重な老後資金をやすやすと放棄するという行動で警察は詐欺という。この詐欺の手段はますます進歩していて、報道管制している中国でもかなり普及している様子がミヤンマ-やラオスでの取り締まりから見える。
日本での不況を長引かせたのは清貧という言葉を思い出す。バブル崩壊後に失われた又は損失が出た投資を清貧という時間をかけた負債処理をした。売れなくなった経済は一回りどころか二回り小さくなり、清貧でゆっくり返済していた。アメリカではこのようなことをせずに損失確定させ、再復活することが可能となる。幕末の徳川についていた幕臣が明治政府で仲間を裏切り出世した勝海舟と榎本武揚を批判する知識人があった。今でもこの論争はある。ようやく一生勤める会社から転職して出戻る経歴も容認される時代に来た。
林芙美子の清貧の書という文章は林の放浪記に次ぐ作品という。殆ど生活感のない男性を選び戦時中を生きてゆく。当然読者は戦後に林はその男と別れることを予想する。そのグダグダ感があって、戦時という明日の命も不安定ということで、生きる様子がある。枕の言葉は使い捨てということになる。今から思うと戦時中は何でもありの時代だった。
日本の経済の流れが西洋の経済学の理論通りには日本も中国・朝鮮半島も動かない。ある程度は同じだが最後の所で一致しない。なぜだろうかと最近思うようになって来た。
そのことを考えながら都立中央図書館3階の宗教・思想の所の二宮尊徳・報徳思想の本棚を眺め、背表紙の題を見て考えた。報徳思想の半分くらいのスぺ-スが中国と日本の学者のシンポジウムの本で中国でも農村部の発展は報徳の考えが参考になると思う人がいる・いたと思った。
日本の失われた30年は世界の経済学の理屈から離れていて、バブル崩壊後の復活のみこみが大方の学者は10年程度の不況と初めの論調だった。それが30年経ってしまった。それを研究していたと豪語していた中国も今の様子から日本以上苦労していている様子が見える。不幸なことは日本も中国も貯蓄率が異常に高い。
この長引いた原因は欧米には無いアジアのダ-クマタ—と言うべき、行動を選択時に縛る規範があると思われるがその規範は何だろう。どうも論理的ではない規範で時々と言うか後で判った事例が多々ある。それは貴重な老後資金をやすやすと放棄するという行動で警察は詐欺という。この詐欺の手段はますます進歩していて、報道管制している中国でもかなり普及している様子がミヤンマ-やラオスでの取り締まりから見える。
日本での不況を長引かせたのは清貧という言葉を思い出す。バブル崩壊後に失われた又は損失が出た投資を清貧という時間をかけた負債処理をした。売れなくなった経済は一回りどころか二回り小さくなり、清貧でゆっくり返済していた。アメリカではこのようなことをせずに損失確定させ、再復活することが可能となる。幕末の徳川についていた幕臣が明治政府で仲間を裏切り出世した勝海舟と榎本武揚を批判する知識人があった。今でもこの論争はある。ようやく一生勤める会社から転職して出戻る経歴も容認される時代に来た。
林芙美子の清貧の書という文章は林の放浪記に次ぐ作品という。殆ど生活感のない男性を選び戦時中を生きてゆく。当然読者は戦後に林はその男と別れることを予想する。そのグダグダ感があって、戦時という明日の命も不安定ということで、生きる様子がある。枕の言葉は使い捨てということになる。今から思うと戦時中は何でもありの時代だった。