少し離れた場所から、今まで居た場所を見ると
面白いくらい、今まで見えなかったものが見える。
角度を変えてみるというのも、そういった意味なんだろうけれど。
そう考えると、自分を冷静に見つめ直すというのもその類かな?
いつも自分は正しい・・・そういう自信が必要な時もあるけれど
場所を変えて今まで自分の居た場所や、周りを見回すと、
自分自身がどうだったのか?正しかったのか?と云う事も見える気がする。
本社の部署が阿呆ばかりで、やってられなくて飛び出した。
何も考えていない連中が闊歩している部署に吐き気がした。
外に出て、新しい環境で仕事を進めてみると今まで居た環境が
物質的に凄く恵まれていて、何不自由なく仕事をやれていたのが判る。
だが、それも良く考えてみるとレアケースだと言う事にも気が付く。
知らず知らずのうちにそういう環境が当たり前になっていた。
今度の会社に来て、何も道具がなくて呆れて色々買い込んで、
「こんな環境じゃ、良い仕事は出来ない」
なんて、以前ならズケズケと言っていただろうな。
でも、ちょっと考えた。
それでは、いままで頑張ってやってきた人たちを否定する事になるってね。
だから、「僕は道具がないと仕事が出来ない馬鹿なんだよ」
とニュアンスをすこし変えて言った。
今日は、もう一つ面倒を見なくてはならない子会社で会議。
高圧回路の専門家として出席したのだが、そこにはかつて僕の師匠で
超高圧電源の前任者だったHさんが同席して、話を聞いていた。
はっきり言って、Hさんがいる前で、偉そうな事を言うのが恥ずかしかった。
会議の中で、この仕事にも首を突っ込んでいたという、前の上司が
僕が「ええぇ・・・」と思うようなことをアドバイスしているのを聞いて、
思わず声を上げてしまい、ハッとHさんの方をチラリと見たら、
Hさんは笑いながら僕の方を見ながら頷いていた。いわゆる苦笑い。
会議の後で「もう、僕からは何もいう事は無いよ。全部任せられる」
ってHさんが言ってくれて、何だか照れ臭かった。
師匠から、やっと免許皆伝を頂いた感じかな?
会議が終わって一服してから、自分のデスクに帰る前にHさんに一言、
「今日はありがとうございました。また、宜しくお願いします」
と声をかけて帰って来たのだが、一緒に出かけた先輩に
「律儀でマメなんだねぇ」って言われて
「人脈だけが僕の会社における武器ですから」
って答えたら先輩も笑って頷いていた。
実際、ここまで来たのも周りに支えられて来たんだから
本当に素直な気持ちです。
毎日、サッカーをやりに本社へ行けば、顔見知りが挨拶してくれる。
ところが、僕を追いやった連中は真正面で顔を合わせても挨拶一つしない。
僕が声をかけても、テニス好きのリーダー君は逃げるようにすれ違う。
そして、本社の諜報部員Iさんから、
「かつてのコンビM君が最近は死神に取り付かれたような形相になった」
と、メールが入った。
このM君も結局、最後まで僕に挨拶一つしないで終わってしまった。
礼儀を知らない人たち。
きっと、外に出たことが無くて、嫌な思いも避けて来たのでしょう。
不幸だなぁ・・・って、思う。今はただ、それだけ。
少なくとも自分は、挨拶だけは忘れない。
余程変人じゃない限り、挨拶されて敵意を抱く人は居ないでしょう。
もっと謙虚で、腰を低く、若者には自分から降りていって話をする。
若者もそれを察して、聴く耳を持つようになる。
今まで、少し威圧的だったかも知れないなって思うようになった。
外に出て、自分の居た場所を見つめ直すと、結果的に自分の決断は
間違っていなかった気がします。
面白いくらい、今まで見えなかったものが見える。
角度を変えてみるというのも、そういった意味なんだろうけれど。
そう考えると、自分を冷静に見つめ直すというのもその類かな?
いつも自分は正しい・・・そういう自信が必要な時もあるけれど
場所を変えて今まで自分の居た場所や、周りを見回すと、
自分自身がどうだったのか?正しかったのか?と云う事も見える気がする。
本社の部署が阿呆ばかりで、やってられなくて飛び出した。
何も考えていない連中が闊歩している部署に吐き気がした。
外に出て、新しい環境で仕事を進めてみると今まで居た環境が
物質的に凄く恵まれていて、何不自由なく仕事をやれていたのが判る。
だが、それも良く考えてみるとレアケースだと言う事にも気が付く。
知らず知らずのうちにそういう環境が当たり前になっていた。
今度の会社に来て、何も道具がなくて呆れて色々買い込んで、
「こんな環境じゃ、良い仕事は出来ない」
なんて、以前ならズケズケと言っていただろうな。
でも、ちょっと考えた。
それでは、いままで頑張ってやってきた人たちを否定する事になるってね。
だから、「僕は道具がないと仕事が出来ない馬鹿なんだよ」
とニュアンスをすこし変えて言った。
今日は、もう一つ面倒を見なくてはならない子会社で会議。
高圧回路の専門家として出席したのだが、そこにはかつて僕の師匠で
超高圧電源の前任者だったHさんが同席して、話を聞いていた。
はっきり言って、Hさんがいる前で、偉そうな事を言うのが恥ずかしかった。
会議の中で、この仕事にも首を突っ込んでいたという、前の上司が
僕が「ええぇ・・・」と思うようなことをアドバイスしているのを聞いて、
思わず声を上げてしまい、ハッとHさんの方をチラリと見たら、
Hさんは笑いながら僕の方を見ながら頷いていた。いわゆる苦笑い。
会議の後で「もう、僕からは何もいう事は無いよ。全部任せられる」
ってHさんが言ってくれて、何だか照れ臭かった。
師匠から、やっと免許皆伝を頂いた感じかな?
会議が終わって一服してから、自分のデスクに帰る前にHさんに一言、
「今日はありがとうございました。また、宜しくお願いします」
と声をかけて帰って来たのだが、一緒に出かけた先輩に
「律儀でマメなんだねぇ」って言われて
「人脈だけが僕の会社における武器ですから」
って答えたら先輩も笑って頷いていた。
実際、ここまで来たのも周りに支えられて来たんだから
本当に素直な気持ちです。
毎日、サッカーをやりに本社へ行けば、顔見知りが挨拶してくれる。
ところが、僕を追いやった連中は真正面で顔を合わせても挨拶一つしない。
僕が声をかけても、テニス好きのリーダー君は逃げるようにすれ違う。
そして、本社の諜報部員Iさんから、
「かつてのコンビM君が最近は死神に取り付かれたような形相になった」
と、メールが入った。
このM君も結局、最後まで僕に挨拶一つしないで終わってしまった。
礼儀を知らない人たち。
きっと、外に出たことが無くて、嫌な思いも避けて来たのでしょう。
不幸だなぁ・・・って、思う。今はただ、それだけ。
少なくとも自分は、挨拶だけは忘れない。
余程変人じゃない限り、挨拶されて敵意を抱く人は居ないでしょう。
もっと謙虚で、腰を低く、若者には自分から降りていって話をする。
若者もそれを察して、聴く耳を持つようになる。
今まで、少し威圧的だったかも知れないなって思うようになった。
外に出て、自分の居た場所を見つめ直すと、結果的に自分の決断は
間違っていなかった気がします。