人を育てるのって、難しいなぁって思う。
大体、僕は人を育てるようなタイプじゃないって感じている。
去年の9月から面倒を看ている今年2年目の若手が居る。
頭が良いのだけれど、何処か物足りない。
古い仲間が今の会社に居て、その彼はシャーシの設計をしている。
電気設計の僕とは、ある意味で連係を取らないと出来ない仕事に携わっている。
我社では普通、1年目から基礎実験をして設計をするなんて、余りやらせない。
せいぜい、設計変更の手伝いや、簡単な実験と、製造の応援程度。
あとは、馬鹿の一つ覚えの教育「OP-AMP」(アナログのIC)。
こんなもの、会社に入ってくる前に勉強しておくべきものなんだけどね。
電気設計の部署に来て、「こんなの知りません」なんてシャァシャァと言う。
僕にはキャッチボールすら出来ないプロ野球選手、みたいな感じに見えるんだけど
当の若い人たちはそうは思っていないらしく、その意識の低さにも閉口する。
僕は今の仕事に就こうと思ってから一年間、仕事から帰って家で勉強したものだ。
だって、設計を仕事にするって事はその道のプロになるって事。
それである程度「行けそうだ」と思って、今の仕事に転職した。
だから、逆に口が裂けても「知りません」なんて言えなかった。
ハッタリかまして、仕事をしながら解からない所は必死に家で勉強してきた。
でも、会社は「育てる=教育」と言う意味で、会社に入ってから勉強させている。
上司がそんな感覚しか持っていないから、結果的に数年はまともな仕事がさせられない。
それじゃぁ可哀想だろうと、僕は今の部署に来て社長から「若手を育ててくれ」と言われて
僕なりに考えた挙句、若手にいきなり設計させる事にした。
基礎実験に始まって、製品にするまでの実験をいくつか重ねながら、最終的に
商品を作り上げるというステップを説明して、その間は自由にやれと・・・・
ところが、言われたとおりのステップを踏まない。
もしくは言われたことしかやらない。
こちらの考えや、意図なんて感じてくれない。
9ヶ月かかって、やっとシャーシの設計に漕ぎ着けた。
僕がやれば、2ヶ月で終わる仕事なんだけど、そこはじっと我慢しながら見てきた。
そのくせ、妙に自信を持って居て、こちらの言う事は聞かない。
それならばと、色々と質問して突っ込むと、「前の回路と同じ」と、
結局何も考えて仕事をしていないことが判る。
もしくは「○○さんに言われたから」と、
僕の一番嫌う、他人のせいにする答えが返って来る。
それで今日は、シャーシ設計の彼と3人で相談したら、
実は昨日、彼からも僕と同じ事を言われていたらしい。
要は「解からない所は、自分の考えを説明してから、相談して決めろ」と・・・・
でも、そういうアドバイスも聞いていないんだよね。
最近の子は、情報が簡単に手に入る。
僕らはカタログや取り扱い説明書を探す事から始まって、情報集めに時間を割いた。
苦労して集めた情報は記憶に残るし、大事な自分の知識になる。
汗をかいて仕事をするって、そういう事なんじゃないかな?
それで、若い子に色々教えようと思っても、結局最初から最後まで全部、
1から10まで手順を教えないと駄目なんだって事に気がついた。
それなら、その時間で僕がやったほうが早いし確実だって思っちゃっう。
最近の若い子は、仕事を初めとした生きざまにも芯が無い人が増えてますね。
いや、40代のヘッポコも居たから世代の問題じゃないのかな?
いわゆる「企業風土」なのかも知れない。
かつての日本代表、中田英寿やスキーの上村愛、プロゴルファーの宮里藍や上田桃子
男子の石川遼みたいに、10代から凄い人間もどんどん出てきているから
逆に凄い人と、普通の人との間に「意識」と言う面で差が出ちゃっているのかも?
そんなわけで最近は、「人を育てるのって面倒臭い」という気持ちになってきた。
やっぱり、僕は一匹狼、野武士なんだなぁってつくづく思う。
大体、僕は人を育てるようなタイプじゃないって感じている。
去年の9月から面倒を看ている今年2年目の若手が居る。
頭が良いのだけれど、何処か物足りない。
古い仲間が今の会社に居て、その彼はシャーシの設計をしている。
電気設計の僕とは、ある意味で連係を取らないと出来ない仕事に携わっている。
我社では普通、1年目から基礎実験をして設計をするなんて、余りやらせない。
せいぜい、設計変更の手伝いや、簡単な実験と、製造の応援程度。
あとは、馬鹿の一つ覚えの教育「OP-AMP」(アナログのIC)。
こんなもの、会社に入ってくる前に勉強しておくべきものなんだけどね。
電気設計の部署に来て、「こんなの知りません」なんてシャァシャァと言う。
僕にはキャッチボールすら出来ないプロ野球選手、みたいな感じに見えるんだけど
当の若い人たちはそうは思っていないらしく、その意識の低さにも閉口する。
僕は今の仕事に就こうと思ってから一年間、仕事から帰って家で勉強したものだ。
だって、設計を仕事にするって事はその道のプロになるって事。
それである程度「行けそうだ」と思って、今の仕事に転職した。
だから、逆に口が裂けても「知りません」なんて言えなかった。
ハッタリかまして、仕事をしながら解からない所は必死に家で勉強してきた。
でも、会社は「育てる=教育」と言う意味で、会社に入ってから勉強させている。
上司がそんな感覚しか持っていないから、結果的に数年はまともな仕事がさせられない。
それじゃぁ可哀想だろうと、僕は今の部署に来て社長から「若手を育ててくれ」と言われて
僕なりに考えた挙句、若手にいきなり設計させる事にした。
基礎実験に始まって、製品にするまでの実験をいくつか重ねながら、最終的に
商品を作り上げるというステップを説明して、その間は自由にやれと・・・・
ところが、言われたとおりのステップを踏まない。
もしくは言われたことしかやらない。
こちらの考えや、意図なんて感じてくれない。
9ヶ月かかって、やっとシャーシの設計に漕ぎ着けた。
僕がやれば、2ヶ月で終わる仕事なんだけど、そこはじっと我慢しながら見てきた。
そのくせ、妙に自信を持って居て、こちらの言う事は聞かない。
それならばと、色々と質問して突っ込むと、「前の回路と同じ」と、
結局何も考えて仕事をしていないことが判る。
もしくは「○○さんに言われたから」と、
僕の一番嫌う、他人のせいにする答えが返って来る。
それで今日は、シャーシ設計の彼と3人で相談したら、
実は昨日、彼からも僕と同じ事を言われていたらしい。
要は「解からない所は、自分の考えを説明してから、相談して決めろ」と・・・・
でも、そういうアドバイスも聞いていないんだよね。
最近の子は、情報が簡単に手に入る。
僕らはカタログや取り扱い説明書を探す事から始まって、情報集めに時間を割いた。
苦労して集めた情報は記憶に残るし、大事な自分の知識になる。
汗をかいて仕事をするって、そういう事なんじゃないかな?
それで、若い子に色々教えようと思っても、結局最初から最後まで全部、
1から10まで手順を教えないと駄目なんだって事に気がついた。
それなら、その時間で僕がやったほうが早いし確実だって思っちゃっう。
最近の若い子は、仕事を初めとした生きざまにも芯が無い人が増えてますね。
いや、40代のヘッポコも居たから世代の問題じゃないのかな?
いわゆる「企業風土」なのかも知れない。
かつての日本代表、中田英寿やスキーの上村愛、プロゴルファーの宮里藍や上田桃子
男子の石川遼みたいに、10代から凄い人間もどんどん出てきているから
逆に凄い人と、普通の人との間に「意識」と言う面で差が出ちゃっているのかも?
そんなわけで最近は、「人を育てるのって面倒臭い」という気持ちになってきた。
やっぱり、僕は一匹狼、野武士なんだなぁってつくづく思う。