そういえば僕が劇団に参加したのが、2005年の9月。
きっかけは、大好きだった叔母がこの劇団に居て、
若いころに舞台や音楽の仕事をしていたりで、
僕が芸事が好きなのを知っていたから、会うたびに叔母には
『一緒にやらない?楽しいよぉ・・』って、ずっと誘われていた。
その叔母が公演の直前に急逝して、それまでずっと僕は
『素人の下手糞な芝居なんて見たくない』って、馬鹿にしていたんだけど
叔母が稽古中に亡くなったと聞いて、一体叔母はどんな事をやっていたのか?
って気になって、その舞台を見に行ったのがこの劇団と関わるきっかけだった。
そもそも、素人芝居なんかに全く興味が無くて、たまたま叔母の葬儀に参列してくれた
劇団の叔母ちゃまと席が近くなって、話をした事から
『暇があったら来てください』って手渡されたチケットを、
机の上に放りっぱなしにして、家族で買い物に出かけたりして、
公演を観に行く気なんか全然無かったのだけれど、
夕方、帰宅して自室に入ったら、忘れていたチケットが目に入って、
チケットを手にしたら、妙な胸騒ぎがして、時計を見たら
公演の最終ステージが始まる5時にぎりぎり間に合いそうなので、
急遽出かけて行ったというのが、この劇団のの出会い。
演技は下手糞、台詞もなんだか歯切れが悪い人がいたり、
それでも、芝居を見ているうちにだんだん引き込まれていって
しまいには、妙なエネルギーだか、得体の知れない『気』みたいなものを感じて
観ていた僕も元気になっちゃった。
その頃は、仕事を辞めようかと悩んでいた時期でもあったからね。
そんな『縁』みたいなお導きがあって、自分もやってみようかなって思って
現在に至るんだけど、それも今年で7年目。
7年も続くって、自分としては凄いなって思う。
サッカー、バンドに次ぐかな?山登りも7,8年、ウィンドサーフィンも5年くらい
7年とはいえ、費やしている時間を考えたらやっぱりバンドに次ぐ密度。
逆に音楽も、やっていないようで凄くやって居たって事なんでしょう。
一向に上手くならない演技と唄。ダンスに至ってはセンスのかけらもない自分に
ちょっとイライラしたり、何処か公平でない運営方法に不満を持って
もう辞めようかな?っと思い始めて2年くらいになる。
とはいえ、辞めるには何だか後ろ髪を引かれるような部分があって
悩んでいるうちに、次の芝居の構想が出来上がっていたりで、
はっきりと『辞める』と言う、きっかけを失ったり・・・・
でも、これって言い訳なんでしょうね。
麻薬や煙草と一緒で、たった2日の公演に向けて稽古を始めると、
これがやっぱり楽しい。
楽しいから辞められない・・・・っていうサイクルになってしまう。
バンドの相方も、そのあたりはご存知で
『で、どうせやるんでしょ・・・』と、愚痴の聞き役に回ってるわけです(笑)
ごめんよぉ・・・