芝居の稽古も、今日は振り付けの河岡先生が
仕事の都合でお出でになられないので、
振り付け助手の仁美さんと沙矢香ちゃんが中心になって
振り付けのおさらい。
その前に一通り唄の練習。
相変わらず男性陣は、出遅れと音の伸ばしすぎで
結局、僕が先導するような形になってしまう。
でも、何度か唄っているうちに男性陣独特の活気がだんだん出てきて、
本番ではまた楽しいパフォーマンスがお見せ出来そうな気がしてきました。
毎年の公演で、意外と男性陣の場面は評判がいい。
いつだったか、全員がタキシードを着て出たことがあって
その時は舞台が凄く華やかだった。
去年もフィナーレは全員がドレスアップして終わった。
僕も含めて、皆さん自前のタキシードだから、
何だか大人の遊び・・・・って言う感じがして楽しいのです。
今日の稽古は、プロダンサーの沙矢香ちゃんが指導。
仁美ちゃんもダンスは学校で経験しているので、
僕らが唄の練習をしている間に、二人で細かいところの
確認をしながら、僕たちに教えてくれるのです。
今日はお休みだったアカリちゃんと仁美ちゃん、沙矢香ちゃんの3人と
唄は智子さんが中心になって、練習をする。
物覚えの悪い、爺さん、婆さんたちを相手に根気強く
時にはユーモアを交えて指導してくれる若手には本当に頭が下がります。
さて、今日は女性たちの振り付けを見ながら、それに参加していない
僕の相手役、幸代さんとまた色々と雑談。
この間、僕が「扁平ケツ」って言ったものだから彼女も反発。
自分のブログに、色々書いておりましたが・・・・
今日は女性たちの動きがどうもおばあさんの動きなので
そのことを話したんだけど、幸代さんとはそういうことを
気兼ねなく話せるので、楽なんだよね。
まず、婆さんの動きって言うのは基本的に背中が丸まってるから。
背筋を伸ばすと動きはぐっと若くなる。
背筋を伸ばすコツは、両肩をきちんと開くこと。
肩甲骨を背中で寄せるように意識すると嫌でもせず時は伸びる。
それと歩き方は、かかとをきちんと前に出す。
この二つを意識するだけで同じ動きでも若々しさが全然違います。
昔の日本人は基本的につま先が開かない内股歩き。しかも小股。
着物を着ると、この歩き方が出来ないと前が割れてしまってだらしない。
おまけに背筋を伸ばして、居ないと襟足も乱れて美しくない。
それに対して、現代人はほとんどががに股。
洋服を着て、綺麗に歩こうとすると、軽く上下に腰を動かして
かかとを体の中心線に乗せるようにすると、
いわゆる「モンローウォーク」になるんだけど、そういう歩き方を
殆どの人が出来ていない。単なるがに股・・・・・・
あれやこれやで、座長と「色気が全くない」などとひそひそ話。
それを横で聞いている幸代さん・・・・
あ、別にいつものエロトークじゃありませんから・・・・
後半は久しぶりに本読みでしたが、やっぱり台詞が入って
芝居の稽古にならないと、雰囲気がつかめませんね。