『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

秘密基地、オープン(その3) 本当のところ・・・

2012年10月28日 | Weblog
今回の秘密基地オープンは、実は僕にとって色々な意味で大事なイベントでした。

金曜日に休暇を取って、仲間と酒を飲むスペースを作ることは
最初は秘密組織のスパイ一号の発案だった。

でも実は、実家の跡地に建てたアパートの一室とは言え、
元々ここで一緒に育った弟や、お袋の事を実の親のように
大事にしてくれていた従兄弟夫婦と集まる場所に、
お袋の位牌が入った仏壇を置くのが一番良いのかなって・・・・
実家の跡を引き継いでから、ずっと考えていた。

実家の跡地を相続した時に、檀家の継承は長男がやるものと言って突き放したものの
実際には、兄貴は数年ブラジルで生活して、日本には戻らない。
その間、最初は一周忌が終わったら姉貴が豪州に位牌を持って帰り
翌年の3回忌に持ち帰るということだった。

でも、姉貴も口で言っているほどのことは出来ない。
何だかんだ理由があるのは判るとしても、
最初から一周忌に帰国すると言った言葉は、
所詮は綺麗事を言ってるに過ぎないなって思った。

去年の葬儀の後、姉貴たちが帰国した後に、
今の家に位牌を全部持ち帰って自分の部屋に置いてあるんだけど
前にも話した通り、何だか気持ちが落ち着かない。
ある日、ギターを弾いていたときに、背後からお袋の声が聞こえた。
それ以来、実家の跡地に作った秘密基地に行くと
どこかにお袋が漂っている気がしてきた。

霊感の利く知り合いにそのことを話したら
『お母さんはまだ荻窪に居るよ』って言われて、驚くどころか
『やっぱりなぁ・・・』って思った。

それで、もう荻窪のアパートに仏壇を置いて
お袋を落ち着かせてやることに決めた。
ここまでは、以前の日記にも書いたことかな?

そんなことがあって、この場所は人が集まれる場所にしようって
自分の遊び部屋で、生活感が漂わない空間にすれば
気軽にみんなが立ち寄ってくれるかなって・・・
 
かつて荻窪の家は、僕や弟が居なくても、友達がお袋のところに来て
アルバイトの休憩時間に勝手にコーヒー飲んだり、昼寝したり・・・
そんな場所だった。 

弟が『お袋が亡くなった今は、荻窪に集まる理由が無い』
と言ったのだけれど、実際に兄弟が集まる理由はお袋が居るからだった。
だから、お袋が荻窪から離れずに居られる場所に落ち着かせてやれば、
位牌とは言え、お袋が居る場所になるんだなって・・・・
以前のようには無理だとしても、人が集まれる場所になればと思った。  

そこに秘密組織の会合にという話が持ち上がって、
それを僕が受けた形で話が進んだのが、今回の秘密基地オープン。
再来週は、同窓会の幹事会打ち上げで使う予定。

その後は、仏壇をキチンと置いて、位牌も安置するので、
今のようには広く使えなくなるだろうけどね・・・・。
本来なら兄弟が集まるのが最初かなとは思うけれど、
僕は逆に人を沢山呼んで、兄弟も気兼ねなく来れる場所にしようと
どこか考え方がおかしいかも知れないけれど、
そういう意味ではこの場所は、僕の思い通りに遣って良い場所。
兄弟が集まる拠点になれば、お袋もきっと喜ぶだろう。

しかし、金曜日の後片付けは大変だった。
翌日の土曜日は部屋のゴミ出しをしたり、床の掃除をしたり・・・
よく見たら、無垢の柱に酒のかかった後のシミが・・・・
まぁ、靴も歩けば底が減るし、家も使えば汚れる。
それが早いか遅いかだけの話だと割り切れば、腹も立つまい。
コメント
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