『王様のソファ』

一週間、会社を休んでいる間、強い眠気に襲われる薬を飲んで、
気が付くと眠ってしまっている毎日だった。
それでも、薬の効果は目に見えて現れて、咳が治まって
喉の違和感も全く無くなってきた。
咳は完全に出なくなるまで、もう暫くかかるらしいけれど
夜中に咳が出て眠れない状態からは脱出できた。

この一週間で、僕の睡眠をサポートしてくれた寝床が
自作の『王様のソファ』。
何のことは無い、布団を敷きっぱなしにしていると
部屋が狭くなる上に、何となくだらしが無い。
それで、朝起きたら一旦布団を畳んで、敷布団の上に
羽根布団を重ねて、写真のようにするのです。

それに、子供が赤ん坊の頃に使っていたベビーベッドの
マットレスを、手前に置いてそれに長座布団を敷いて、
頭のところには堅い枕と羽枕を置いて写真のようにするのです。
これで『王様のソファ』の出来上がり。

このマットレス、嫁さんが粗大ゴミで捨てようと思っていたのを
まだ使えると、僕がこっそり秘密基地に持ってきた物。
赤ん坊がずっと寝ているためのマットレスだから、
体重が上手く分散して、腰が痛くならないみたいです。

なんだ、布団重ねただけじゃないか・・・
その通り！
しかし、この写真の長布団に背中を沈ませると、
羽根布団が絶妙の柔らかさで体を支えるのです。
この体制、じつは床屋でヒゲを剃って貰う時に倒す
理容用椅子の角度なのですよ。
2時間ほど座っても疲れないで居られる床屋の椅子です。

そんな訳で、この『王様のソファ』に横になっていると
いくらでも寝ていられるし、腰も痛くならない。
この『王様のソファ』のお陰で、一週間の療養も楽に過ごせた。

この感触を保って、介護用などに上手く商品化したら
売れるんじゃないかと思うくらい、本当に楽で気持ちがいい。

つまらない話題でしたが、是非お試しあれ・・・・
ただ、ベビーベッドのマットレス無しで『王様のソファ』を作っても
全然快適じゃなかったとだけ、お伝えしておきます。