僕は嫌われ者。
その理由は判っている。他の人と違うから・・・・
日本人は皆と同じって言うのが、好まれる。
国民が皆、中流意識を持っている国民性は『理想的社会主義国家』と言われたりする。
それは都道府県、市区町村、町内会と規模が小さくなればその傾向が強くなる。
強会社みたいな小さな『村社会』になれば、周りと違うと『村八分』になる。
そう云う意味で僕は『村八分』になり易い。
なんせ、何も考えずに他人と同じ事をやっても、ちっとも面白くない。
この『何も考えずに…』と言うところが大事な部分。
何でもかんでも、人と一緒なのが嫌なのではなく、時には集団に加わる。
自分の考えや、嗜好に合って居れば楽しいし、仲間が居れば知恵も湧く。
ところが、会社と言う組織では『何も考えない』方が都合が良いのだ。
口では『社員の個性を伸ばす』と綺麗事を言うけれど、実際にはそうじゃない。
伸びる方向が決められていて、上に立つ人間の思った方向にしか伸ばせない。
それでも、考えてそうして居るならまだマシなのだけれど、
往々にして『何も考えずに』言われた事をやるのが、好まれるのだ。
日本人が好きな野球は、まさに管理社会のスポーツ。
サッカーで日本が強くならないのは、子供の頃から個性ある子は嫌われる、
そう云った社会構造が大きく左右して居ると思おう。
本田圭祐が嫌われるのも、周りと違う個性で強烈だから。
でも、海外ではあれがスタンダード。
彼を嫌う人間、実績をきちんと評価しない人間が大勢いるのは、
『村社会』で生きている人間たちだからです。
凄い人を単純に『凄い』と評価できない人間は、そもそもレベルが低いから・・・・
これは会社という『村社会』でも同じです。
ちょっと変わった人間は、浮いてしまう。
僕は、変人だからいつの間にか『村八分』にされている。
オマケにそう云う事をする人間は、大した事が無い人間が多い。
レベルの低い人間に、そう云った事をされるのはストレスが溜まる。
まぁ、それでも何とか踏ん張って、頑張っているんだけれど、
虐める人間は、それがまた気に入らなくて虐めるんだろうね。
僕を見ている若い人が、そう云う連中を『底意地悪い』と言っていたけどね・・・・
そう云う人は、そういう育ち方をして来ているのですよ。
弟子が海外出張に行って、僕のやって来た仕事の事を
出会った殆どの人が知っている事に驚いて
『スーパースターなんですね…』
なんて、歯の浮くようなお世辞を言っていたけれど、ちょっと嬉しかった。
長い事やってればそんなものです。大したことじゃない。
でも、僕が気に入らない人にはそんな事も、癪に障るんだろうなぁ・・・・
世の中には凄い人が沢山居るから、僕なんか単なる凡人に過ぎないのに、
『村社会』で安穏に生きている人には、判らないのでしょう。