今日は、新宿御苑から歩いて5分の所にあるシアターサンモールという小劇場で、
ACファクトリーという、アクション系の劇団の芝居『新撰組が キル!』
http://www.acfactory.com/kill.htmlを観てきました。
この芝居に、僕の参加している劇団の芝居に4年前から出演している、
石井慎一郎君が出演しているので、インターネットでチケットを購入して
観に行ったのでした。
シアターサンモールは、座席数294のいわゆる小劇場。
座席がガタガタして、ちょっと気になったけれども、
芝居が始まったらそんなことは全然気にならなかった。
それくらい芝居はテンポが良くて、台詞も良く聞こえる、
質が高く、退屈しない芝居でした。
強いて難点を挙げれば、最初のダンスが今一つ。
これは殆どの劇団やダンスパフォーマンスに言える事なのだけれど、
一人ひとりが、自分のダンスを見せようとしていて、細かいところで合って居ない。
シンクロナイズドスイミングや団体の新体操のように、
ぴったりと動きが合って居ないと、なんかバラバラ感があるものです。
日本のダンスシーンとアメリカのそれとの違いは、これですね。
アメリカのダンスシーンは太った人が混じっても、動きのタイミングがぴったり合っていて、
振りの大きさが多少違っていても、見ていて気持ちが良いものです。
もうひとつの難点は、この劇団の売り物『殺陣』。
とにかく長すぎる。
セリフのやり取りの小気味よさや、芝居のテンポの良さが
長い殺陣のお陰で『まだ続くのかよ?』なんて気分になってしまった。
まぁ、気持ちは解りますけれどね・・・・・
それ以外は本当に楽しめた、素晴らしい公演でした。
僕的には『ウィーアーザ・ワールド』をアレンジして、出演者全員で唄う
『良いじゃないか!』というアンサンブルが良かったですね。
たぶん、音楽担当者は『ウィーアーザ・ワールド』が大好きなんでしょう。
同じく大好き人間の僕が観て、大笑いするほど原曲を意識してた。
マイケルジャクソンや、ボブ・ディラン等を意識した唄い方をさせているのが
『ウィーアーザ・ワールド』が大好きな僕には、爆笑ものだったし、
そう言ったところに演出の笑いのセンスを感じましたね。
途中の『殺陣』でちょっと疲れたけれど、それでも休憩なしの2時間半は
楽しく観劇できた、良い芝居だったように思います。