今日は、水曜日だと言うのに午後から自主練習。
と言うのも、主役のセリフが全然入っていない。
今回の芝居は、終盤に僕と台詞のバトルがあるから
台詞が入っていないと、つっかえてしらけちゃう。
それで、今日は主役が僕と二人でセリフのやり取りを、
1時から3時半まで練習したいと言うので付き合うことになった。
僕は夕方6時から肩のリハビリと、治療があったので、
仕事に行っても、中途半端になるので休もうと思っていたから
特に、練習のために休んだわけじゃないですけれどね。
座長も来てくれると言っていたけれど、いきなり台詞の練習を始める前に
主役に、どんな気持ちで役作りをしているのか?訊いてみた。
と言うのも、今の稽古を見ている限り、台本を読んで感じる
主役のイメージとかけ離れているからです。
今回の主役は『鉄の女』と呼ばれる役。
会社では男勝りの経営、男性には目を向けず仕事中心の生活。
それが白血病になり、依頼心の強い家族が何かと頼ってくる。
僕が思うに『会社の顔』『友人との顔』『家族との顔』に
今回僕が演じる男との『もう一つの顔』がある。
それなのに、どのシーンでも口調が一緒。
元々、絶叫型の芝居しか出来ない人だから、今回はどうかな?
って思っていたのだけれど、蓋を開けてみれば想像通り・・・・
台詞が多いのは主役の宿命。
それでも、たったA4で50枚、100ページ足らずの台本。
台本を手にしたのが10月だからもうすでに4か月以上が経っている。
単純にひと月4週で16週間だから、1週間で6ページとして96ページ、
つまり1日1ページ覚えれば、覚えられるはずです。
自慢じゃないが、僕は正月明けの立ち稽古から台本は持っていない。
完全じゃないけれど、台本を手放さない限り覚えませんからね。
だから、主役は怠け者だってずっと思っている。
仕事で忙しいとかは、言い訳でしかない。
台詞が入っていないから、役作りなんて到底無理です。
それで、今日はどれくらい練習して来たのか?
途中から座長が来て下さったので、台詞のやり取りを始めたら、
何のことは無い、この間と全然変わって居ない。
何だか、ちょっとがっかりしました。
『稽古のための稽古』は個人でやって欲しいですね。
帰りに座長と珈琲を飲みながら来年の事や、これからの事、
ずっと先の事など、色々話をしました。
座長はいつも前を見ている。本当にすごい人です。
僕は自分が出来ることを精一杯やるのが先決。
他人の事を期待した所で、何も変わらないですからね。