金曜日は朝から舞台の仕込みと、夕方からは舞台稽古。
仕事は一区切りついた上に、明日一日行っても何も変わらない。
変わるのは僕のお小遣いが減るだけ・・・・と言うところ。
有給休暇を使うっていう手もあるのだけれど、
今の仕事は自由にやらせてもらっているので、
働いても居ないのに、給料を貰うのにちょっと抵抗もある。
床屋に行きたくても行く暇が無かったので、明日は休んで
床屋に行ったりして、ゆっくり芝居の準備をしようと思う。
今回の芝居のあらすじ
過去に妻子ある男性と恋に落ちて、
その相手が事故死した後に、その男性が忘れられず、
恋心を捨て、仕事に没頭してきた女性、ジュリアの話。
このジュリアが突然、白血病に罹る。
心の寂しさを紛らわそうと、出会いサイトでジョージという男性と知り合う。
そのジョージと、とあるバーで会う約束をし、出会うところからこの物語の本題が始まる。
一方のジョージは重度の糖尿病に罹っていて、自分の財産を投げ打って
糖尿病患者の支援活動に人生を捧げている男性。
この二人が出会い、心を開かないジュリアを何とか自分に向かせ、
閉ざした心を開放してやろうと奮闘しながら惹かれて行くジョージ。
それを見て、家族や知人たちも応援するが、ジュリアは一向に心を開かない。
こんな二人の恋物語です。
過去の芝居と違って、実際にありそうな内容の芝居だけに
ごまかしが効かないから、ちょっと大変で今までで一番難しい芝居の気がします。
それでも、お客さんにはしっかりとメッセージが込められている。
今日は芝居をずっと見に来てくれている友人に会って
チケットを手渡して、芝居の感想などを聞かせて貰った。
友人がこんな事を言っていました。
上手い芝居を観たいなら、プロの芝居を観に行く。
我々の芝居は、色々な年齢の人たちが頑張っている姿を見て
『自分たちももっと頑張らなくちゃ!』
っていう気持ちにさせられるそうです。
まさに先生方や座長が言っている、劇団の存在意義ですね。
そんな友人の期待に応えられる、『観客の心を動かす芝居』を
やりたいと思っています。