今日は振付の河岡先生に、芝居を見て頂いて指導を受けた。
基本的に唄の前の芝居からの反復練習。
僕は今回の芝居で唄を唄うのは1曲だけ。
しかも12年目にして初めて、主役と二人で唄うラストナンバー。
唄の前の芝居で、主役と口論になるシーン。
白血病に侵され、いつまで生きられるか解らない主役ジュリアに、
同じような境遇にある僕が演じるジョージが『前を向いて生きよう』と
励まし、手を差し伸べるシーン。
恋人との思い出から抜け出せないジュリアとの口論で、
ジョージが強い気持ちをどんどん、ジュリアにぶつける・・・・
そんなシーン。
この部分は最初、僕が思い描いていたセリフの言い回しと
全く違う方向で、演出に指導されてきた。
とにかく強い口調で、相手の心を揺さぶるような感じ。
『強く!』と、セリフの一つ一つに演出から指示が出る。
僕の悪い癖で、セリフの終わりが弱くなってしまうのを
矯正しようと、演出をしている座長がひたすら言い続ける。
まるで、最初から最後まで怒っているような感じ・・・・。
今日はその部分を河岡先生に指摘された。
『何だかずっと怒っているような感じ』
自分でもずっとそう感じていたから、先生の指摘は納得できた。
それで、自分が考えていたセリフの言い回しに変えてみた。
先生からも及第点を頂いた。
ところが肝心の唄に入ったら、前奏が流れた時になにか違和感を感じた。
当然、唄に気持ちが乗らなくなった。
僕の技量不足が原因なのだけれど、どうしたらいいのか?
ちょっと判らなくなってしまった。
河岡先生の仰る事は良く分かるし、自分の考えに近い。
僕の技量不足で、座長の言う『気持ちの強さ』が消えちゃった。
唄の指導をしてくれている智子さんからも同じような指摘をされた。
明日までに、どうしたらいいのか?
もう一度台本を読んで、芝居と唄が上手く繋がるように
どうしたら、上手く唄に入れるのか?考えなくちゃ・・・・
小手先のテクニックの問題じゃない。
あぁ・・・・自分の技量不足を痛感しますねぇ。