『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

稽古の稽古

2017年03月17日 | Weblog

今日は午後1時から、台詞が今一つ入っていないオバチャマたちと主役の特訓。
それに付き合って僕も参加することになった。
僕は台詞はしっかり入っているつもりなんだけれど、主役とのやり取りが今一つ。
芝居っていうのは一人じゃできないから、仕方がない。

何でもそうだけれど『これで良い』って思った瞬間に進歩が止まる。
サッカーも仕事も、『もっとよくなる、良くなりたい』と思えば進歩する。
進歩っていうよりも、質が上がるっていう方が的確な表現かもしれません。

それでも、3人組のオバチャマたちの芝居がだいぶ良くなってきた。
まだ間が開いたり、セリフが滞ったりはするけれど、
数週間前の悲惨な状況から比べると、格段に良くなった。
最年長は80歳を越えていて、他のお二人も70歳を過ぎて居るけれど、
まだ皆さん、しっかりとセリフを言えるし、体もしっかり動く。
世間では高齢者と呼ばれる世代の方々ですが、
『若い者』と一緒に芝居をしているだけでも、本当に凄い事です。

主役は僕と同世代。
セリフが多いから大変だと思うけれど、このオバチャマたちの事を考えたら
まだまだ努力が足りない気がします。
他人の事を言う前に、僕自身ももっと頑張らなくちゃいけない。

でも『稽古のための稽古』みたいな時間もこうやって作らないと、
全体でやる稽古の時間を喰ってしまうから仕方がないですね。

芝居で、動きや所作を頭で考えるのは最初のうちだけ。
芝居の稽古が進むうちに、考えずに芝居をするようになる。
でも、中には『ここにいる筈…』とか、段取り通りに行かないと
ダメな人が結構いるのですよ。
形ばかり気にしているから、リアリティーのない芝居になる。

芝居って本当に難しいです。
芝居をやるようになってから『人の動き』や『表情』『所作』を、
意識して見るようになりました。
それを、ちょっと大げさにやらないとお客さんには判らない。

夕方5時半まで4時間。
主役の彼女は、その後に仕事へ戻って行きました。

コメント
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