『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『富山の三味線弾き』

2017年03月15日 | Weblog

昨日、珍しい御仁から電話が入っていた。
この方は、以前の日記http://blog.goo.ne.jp/ug_d35_sky-gray/d/20161108
に書いた『富山の三味線弾き』。僕がリスペクトしている、三味線の演奏家です。

この御仁、生業は整体師…だったか?鍼灸師だったか?
そんな事は僕にはどうでも良いのですが、いざこういう時には困りますね(笑)
ご夫妻で、三味線と太鼓を演奏しながら、時間を作っては旅している。

三味線は生き物の命を頂いて作る楽器だから、演奏は供養の意味もあると聞く。
そう言う訳で、東北の震災後に御夫婦で路上演奏をしながら、被災者の供養をして
ある日、大船渡にたどり着いた。

その日は、僕も『東北復興支援プロジェクト(TheNorthJourney)』に
相方と二人で参加して演奏をした後に、屋台村のお好み焼き屋へ一杯やりに行った。
その時に偶然遭遇したのが、この『富山の三味線弾き』御夫婦。

色々と話を聞いて、僕らの時間を譲るから演奏を聞かせてくれと、
無理なお願いをしたのだけれど、三味線と言うのはケースから出して
すぐに演奏できる代物ではないらなく、その年は断念した。
来年はきっと聞かせて下さい!・・・・って約束してお別れした。

翌年のTheNorthJourneyに再び参加して、大船渡に到着したら
バスの外から『ゆうじさーん』って叫ぶ声。
『雄二って名前、どこにでもいるんだなぁ・・・・』って思っていたら
その声は『富山の三味線弾き』で、『雄二』とは僕の事だった。
一年ぶりに再会して、僕の事を忘れずにいてくれた。

初めて聞く『富山の三味線弾き』の演奏は、とにかく息を飲むような緊張感。
弦から出てくる音に、何か気持ちが入っているのが判る。
演奏のテクニックならCDなどで聞けばいいけれど、
生の演奏はそういった上辺ではない部分が見える。
気持ちの入った演奏は『テクニックを見せる演奏』ではなく、『気持ちを揺さぶる演奏』。
これは凄くインパクトがありましたね。
今は東北でしか会えないけれど、それ以降はメールの交換や、
ブログのコメントなどで交流を続けて、早くも5年目になる。

僕は、いつも携帯電話をマナーモードにしているうえに、
バッグの中に入れているから、滅多な事でない限り気が付かない。
夜、自宅に帰って初めて携帯電話を見ることが殆ど。
そんな訳で、気が付いたものの時間が遅いので、メールだけしておいた。

そうしたら、今朝の8時30分に再度、電話が入っていた。
その時間は、肩のリハビリに行っていた時間でまた出られなかった。
それで先方も諦めてメールをしてきたらしい。

僕らの世代って、まだ頭が古いのか?
メールっていうのは最終手段でしかないと思う。
基本的には電話で、自分の声で要件を伝える。
知り合いでさえ、やっぱりいきなりメールと言うのはねぇ・・・・
多分、そんな事で些細な事でもわざわざ電話してくれたのでしょう。
何度電話しても、出ないので諦めてメールしてきたのでした。

その内容を見たら、今度の公演に御夫婦で来場したいとのこと。
僕らのド素人芝居を、はるばる富山から御夫婦で来てくれる。
本当に嬉しいですねぇ。
『富山の三味線弾き』御夫婦に、僕の芝居で『心を揺さぶる』何かを伝えられるだろうか?
精進するしかありませんねぇ。

コメント
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